2話 ページ15
私はソファで脇腹を撫でる大野君に近付いた。
｢にゃぁ｣
大丈夫？
大野君は私を見て苦笑した。
｢心配してくれてんの？･･････おまえいたの忘れてたわ｣
言いながら私の頭を長い指先で撫でてくれた。
いい気持ち。
｢大丈夫だよ｣
大野君、撫で撫で上手だね。
｢すぐ治っから｣
あー、眠たくなっちゃう。
｢･････おまえ見てたら眠たくなってきた｣
大野君も？
｢一緒に寝っか？｣
大野君は私を抱き上げると、ソファに横になって丸くなった。
私の置場を探してる。
｢どこがいい？ でもちっせぇから踏み潰しそう｣
大丈夫だよ、逃げるから。
私は横を向いた大野君の胸の前で丸くなった。
･･････あったかい。
すると大野君は片腕を自分の枕にして少し頭を起こし、私が眠るまで、指先で背中を撫で続けてくれた。
･･････思えば誰かの側で眠ったのは初めてかも。
前の飼い主さんはほとんど家にいなかったし、相葉君ちは先輩犬猫が私をいじめないよう、寝るときはゲージに入れてくれてるし。相葉君のベッドは先輩達が完全占拠してるから近寄れない。
人と眠るのって、こんなに気持ちいいんだ･･･････。
穏やかな鼓動の音と、優しい呼吸音が耳に心地いい･･････。
｢おやすみ。･･･････ふぁ〜、おいらも寝よ･･････｣
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ao(プロフ) - えべすさん» えべす様こんにちは。お越し下さってありがとうございます。頑張りますので、また是非遊びに来て下さいね。 (2019年5月26日 21時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
えべす - ワクワクドキドキしながら読んでます！これからも楽しみにしてます。 (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0ca7106291 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - くますけさん» くますけ様いらっしゃいませ。私も自分で作って自分で読んで癒されて充電しています。お力になれて嬉しいです！私はくますけ様のコメントが力になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
くますけ - ao様こんにちは！この作品とっても好きです！VS嵐や嵐にしやがれがない週も、こちらで充電させていただいてます！ (2019年3月23日 14時) (レス) id: d22e81891d (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kamiさん» kami様こんにちは。癒しになれているとのこと、すごく嬉しいです。猫ちゃんにあまーい大野さん。まだ何作か書き溜めてあるんで、しばらくコンスタントにお届けできると思います。今後もよろしくお願いいたします。 (2019年3月22日 13時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年3月13日 9時
