黒バス 誠凛マネージャーになりました

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帰り道
リ「Aちゃんさ、女子の中でも男バスの試合に出れる数少ない内の一人でしょう？」

『､､､はい』

リ「その、さ、出て欲しくて。あ、でも嫌だったらいって！」

いや、丁度良かった

『いえ、出ます。私もそろそろバスケと向き合わないとこの先皆の事応援出来ません』

リ「､､､Aちゃん？､､､ねぇ、過去に嫌な事でもあったの？」

いつかは聞かれると思っていた
もう話さなくちゃ、過去にあったこと

話そうと口を開こうとすると

リ「やっぱ今のなし！」

『えっ！」

リ「こういうのは皆の前で、黒子君の視点もプラスして聞かないと。無理強いはしないけど」

『成る程、上手く話せるか分かりませんけどね』

リ「別にいいわ、伝わればいいのよ！あと、試合にでてもらえるのは助かるわ！」

『あ、その事何ですけど、木吉先輩同様、私も入院してからまともにバスケやってません、体力もありません』

リ「え、でも黄瀬君に勝って『あれは偶々ですよー笑』､､､ほんとかしら？」

疑われてしまった笑
でもバスケにブランクがあるのは事実

リ「そうね、じゃあ合宿の練習試合まで自主練で体力つけてきて！それまでマネージャー業はお休み！ちょっと期間長いけど間に期末も挟むからね」

『分かりました！』

リ「皆を驚かせてよね！」

翌日から三週間自主練に励んだ
と言っても最初の一週間はランニング
その次の週は涼太にテスト勉強教えてと泣きつかれ、練習は休み
最後の週はテストも終わった事で早めに帰宅しランニングと少しボールを触るくらい

あれ？三週間ってこんな早かったっけ！？

そして合宿がやってきた

まだリコ先輩以外の皆には会ってない

試合で呼ばれる直前まで念の為練習したいと懇願したところ、OKを貰えた

リコ先輩の父、景虎さんに練習を見てもらう
試合の前日の夜に車で連れて行って貰えるそうなので本当に直前まで練習できる

景「あまり根詰めるなよ」

私の練習量は女子としてはおかしい量で普通の男子高校生が音を上げるレベル
だが、まだいける
これでも帝光では教育係だったのだ

『あの、もっと体力つくメニューでお願いします』

そういうと景虎さんは驚くが私の満足いくメニューをくれる

そして今日早朝６時からシュート練
中学の先輩に貰った虹色のリストバンドを右手に着けて練習

景「明後日の筈だったが、今出て合宿地に行くぞ、今日の午後どうやら秀徳と試合するそうだ」

合宿地が被ったらしい

あぁ、早く皆に会いたいなぁ

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