【ボールルームへようこそ】Shall we dance? (ページ22)

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戻るころには第１ヒートが始まってた

清春は仙石さんといる
あれ？待ち合わせしてないよね？

清春「藤田がいる」

青空「珍しい、清春が人のこと気にしてる」

隼人「なにお前、多々良のことすきなの？」

清春の後ろから出てくると驚いてる仙石さん

仙石「お前ら！知ってたのか！？」

隼人「知ってたってか急に踊れっていわれたんですよ」

唸ってる仙石さん
あ、マリサさんのこと好きじゃないのか

青空「ねぇ、第二ヒート始まる前に座ろ？清春も大好きな多々良のことちゃんと見たいでしょ？」

清春「青空さん、冗談だよね？」

青空「...んー？あ、あそこ空いてる。始まる前に行こ？」

座るころには第二ヒートが始まってた

第二ヒートは...

清春「賀寿」

そう、賀寿と雫のペアが出る

ｶﾞｼｯ
清春「ﾝｯ！」

仙石「頼むから顔伏せてくれよ」

頭を押してそう言う軽く理不尽な仙石さんの言動に清春は仙石さんを睨む

仙石「ｳｸﾞｯいや、これには訳が...」

タンゴ、スローフォックストロットに変わっていく

清春「藤田ってスタミナはあるんですか？」

仙石「あ？普通だろ」

隼人(雫より多々良の心配かー)

青空「じゃあ、やっぱり4種連続で踊るのって辛い？」

仙石さんが頭を抱える
ただでさえ目のいい多々良が無理する事は想定内なのにまさかアドバイスしてないの？

隼人「ベタ足になってきたな」

仙石「うるせーな！初心者なんだよ！」

仙石さん、焦ってるな
清春も驚いてる

清春「じゃあ、なんで初心者をあんな所にやったんですか？」

さすが、清春鋭い

空気が少し重くなる
でも私は何も言えない
言っちゃダメなんだ

隼人「次、クイックステップだね」

青空「うん。多々良達もでるね」

歩いてくる多々良ペアをみてると

ﾀﾞﾝｯ

仙石「バリエーションはやめとけ！」

さっきの会話を気にしてるのか立ち上がって叫ぶ仙石さん

多々良は悔しそうに顔を歪めたけどしたがっておどった

青空「仙石さん、多々良のとこに行ってください！」

仙石「お、おう」

ダンスが終わったらふらふらになって仙石さんのところまで行った多々良

隼人「泣いてるな」

多々良の気持ちはなんとなくだけど分かるから、辛いな

清春「青空さん、行こ」

そう言っていつの間にか立っていた清春は私の腕を引く
待って、多々良達のとこって今確か...

雫「ｯ!?清春...」

雫と賀寿の前を通り過ぎ、多々良の前に行く清春

何しようとしてるの...？