エメラルドの箱庭 (ページ1)

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箱庭の番人ページ1

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__________ 月刊バレーボールより一部抜粋

ＪＴサンダーズ広島には、二人の"強靭な壁(ミドル)"がいる。

一人は、日本を代表するミドルブロッカーの小野寺太志。２ｍという長身と器用なプレーで世界を相手に戦い、Ｖリーグでも"ブロック賞・ベスト６"を受賞するなど、大活躍である。

もう一人は、靱やかな動きと高度な技術を併せ持つ技巧派ミドルブロッカーの涼木(すずき)Aだ。

大学時代は同期の石川祐希・大竹壱青・武智洸史と共に中央大学でプレーし、東海大学の小野寺とは同じポジション同士で良きライバルだった。

その後、ＪＴサンダーズ広島に入団。今では、小野寺とチームメイトとして切磋琢磨している。

涼木のプレーは、前述したように、靱やかな動きと高度な技術が特徴的だ。

１９２ｃｍという高さに加え、柔軟な体と抜群のボディーコントロール。そして何より、バレーボールにおける技術はVリーグ随一と言えるだろう。

ブロックの手の出し方に関しては、小野寺も見本にしているという。相手の攻撃を叩き落とし、綺麗にシャットする涼木のブロックはミドルブロッカーの間ではお手本なのだそうだ。

涼木の技術の高さは、サーブでも窺える。変化の強いフローターサーブで相手を崩すことや、コースを狙うことを得意とする。涼木は、｢サーブのいい小野寺を参考にしている｣と話していた。

昨シーズンでは、小野寺と涼木のサーブアンドブロックもよく見られ、ＪＴサンダーズ広島のミドルブロッカーがチームの勝利を後押ししている。

今シーズンも、ＪＴサンダーズ広島の二人のミドルブロッカーが、チームの勝利に貢献する姿が楽しみだ。

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