ご飯 ページ7
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「ふぃー…、ただいま我が家」
独り言をつぶやきながら鍵を開けて玄関にあがる。
天月「おじゃましまーす!」
当たり前のように入ってくるしょーくん。
…いや、後ろにいるのは知ってたよ?いっしょにエレベーター乗ったよ?
「なんでついてきたし」
天月「だって久々にAの手作りラーメン食べたかったんだもん」
さいですか…。
まあいいけどさ。
「じゃあちゃちゃっと作っちゃうからお風呂わかしといてくれる?」
天月「え!?泊まっていいの!?」
「あほ」
酷いなぁ…。といいながら浴室の方に歩いていくしょーくん。
一仕事おえたしょーくんは、テレビをつけてソファに座ってバラエティー番組を見だした。
笑い声がきこえるたびになんかちょっと、いいな、とか思った。
高校生にあがってからずっと一人暮らししてて、当たり前に誰かがいる。って感覚がなくなってきたからかな。
「しょーくん、できたよ」
大きな器をふたつテーブルにおく。もちろん箸も忘れない。
天月「おーうまそう!」
いただきます、と言ってずるずる麺をすすりだす。
私は猫舌なので少し覚まします。
熱すぎてやけどしそうで怖い。
天月「うまい!」
「よかったぁ」
ふーっとなるべく冷ましてからすすってみる。
熱いけどうまい。
やっぱラーメン最高だ…。
「そーいえばしょーくんて料理できたっけ?」
ふと疑問に思って聞いてみる。
ひきたびで見た限り、少しはできてるっぽいけど…。
天月「んー、できないことはないけどやらないな」
「いっつもご飯どうしてるの?」
天月「コンビニ」
久々にちゃんとしたご飯食べたいよねーっ。とのんきにわらうしょーくん。
たしかにラーメンは袋めんだからちゃんとしたご飯ではないのかも。
「…しょーくん、ちゃんとしよう」
私が思わずそう言うと、しょーくんはニヤリと笑った。
…え、なに、ちょー嫌な予感。
天月「じゃあさ、毎日僕の分のご飯つくってくれる?」
「いやですね」
天月「けちー!!」
いやなもんは嫌です。
めんどくさいし。
そもそもワタクシ大学生だし。
講義とかあるし、忙しいし!
天月「でもさ?」
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りん(プロフ) - 船と歩く18禁のluzさんのスペル、間違ってます。御本人様にも失礼なので直した方がいいと思います。面白いので更新頑張ってください (2018年10月18日 1時) (レス) id: f291a7ec7d (このIDを非表示/違反報告)
Alice@夜未(プロフ) - 星空舞子@ラさん» こっちまで読んでくださってありがとうございます!!感謝しかないですぅうう…!! (2018年8月21日 23時) (レス) id: fcdf5a8177 (このIDを非表示/違反報告)
星空舞子@ラ(プロフ) - そうるーとから来させていただきました!!こちらも面白いです!応援してます!! (2018年8月21日 17時) (レス) id: d6b0f30b71 (このIDを非表示/違反報告)
Alice@夜未(プロフ) - @ラさん» うぉおありがとうございますううう!!続編も頑張って考えます! (2018年8月17日 18時) (レス) id: fcdf5a8177 (このIDを非表示/違反報告)
Alice@夜未(プロフ) - $@端末が死亡さん» めっっちゃ頑張ります←← (2018年8月17日 18時) (レス) id: fcdf5a8177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Alice@夜未 | 作成日時:2018年8月14日 19時