あ ま つ き る ー と

SNS ページ18

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何話かアニメを見ていると、コンコンとノックの音が聞こえてきた。


天月「Aー？」

「なにー」
　

しょーくんの声だ。

ベッドに寝っ転がったまま返事をする。

天月「ゲーム終わったから喋ろー」
　

喋ろーってなんだよ。誘い方おかしいだろ。
　
とか思いながらリビングへ向かう。


まふ「ねえAちゃん！」
　
ソファに座った瞬間、まふくんがひらめいたように私の名前をよんだ。

まふ「ＬＩＮＥ交換しよ！」
　


………
　

ん？
　

結果。流れに逆らう間もなく、まふくん、彼方さんとＬＩＮＥを交換してしまった。
有名人の名前が二つも！！！！
　
これはあれだな、友達に画面見られたら終わるな。


天月「そうだ、Aさ」

「お？」

天月「ツイッターやってる？」

「やってるよ？」
　
スマホを取り出してツイッターの画面を開く。
　
別にツイッターの有名人とかではないから、フォロワーは千人前後。名前は睡魔。なんか名前だけだと有名人っぽい感じはする。睡魔ちゃん、とかだったら絶対有名人。


まふ「あ、じゃあそれで歌い手はじめます！とか呟いとけばいいんじゃない！？」
　
まふくんが楽しそうに提案する。

けどもうそれ、やってるんだなぁ…。
　

マイページにとんで、ツイートをさがす。
お、あったあったこれだ。


「じゃーん」
　
棒読みな効果音を口にしながら画面を三人にむける。


『もしかしたら歌い手始めるかもしれん。よかったら探してみて〜。いつ出すかはしらんけどな！！』
　

というツイート。
　
リプもなかなかたくさん来ていた。


天月「いい感じだねぇ」

そらる「Aって人気者なんだな」

「彼方さん、それは違う」
　

スマホを操作してＴＬ画面にもどす。

なんとなーくＴＬをさかのぼっていると、天月のつぶやきを発見した。
　

朝ごはんのツイートだ。
　


…ん？あさごはん？

この写真、目玉焼き…。


「しょーくん、勝手に私の料理の写真のっけんなよ！」

天月「えー、おいしそうだったからつい」
　
別にいいけどさ！


まふ「あー、それやっぱりAちゃんの手作りだったんだ！」

そらる「うまそ…」
　

それは置いといて。

「しょーくん、９６猫さんからリプ着てるよ」

天月「え？ほんとだ」

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