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1日、長い打ち合わせが終わり、もう少し休んでから帰ろう、と楽屋の椅子の背もたれにゆったり伸し掛る。
今日、皆に会ってないなあ。
...龍友さん、なにしてるんだろう。なんて、結局ずっと好きなままだ。
『疲れたあ......。』
思わず情けないそんな声が出てしまう。
すると真上から私の大好きな声が降ってきた。
「お疲れ様。」
『...龍友さん、なんで...』
「そんな驚かんでも...って、説得力ないか。」
自嘲気味に言う龍友さんは私の隣に腰を下ろした。
久しぶりに、前と同じ距離で話せてる。
懐かしい気持ちにさせる、少しだけ物足りないこの距離が今の私には心地いい。
龍友さんも緊張しているのか、なんだか落ち着きがないように見える。
『...龍友さん？』
「1ヶ月、長かったな。」
『......っもう終わったんですから、忘れてください。』
「まだ終わってへんよ。今日が、まだあるもん。」
それは、私が最初に約束した1ヶ月の残り時間のこと。
ああ、もうそんなに私待ったんだ。
「...やめるって言われた日。僕じゃなくても幸せになれるって、なるって言われて、すごい苦しかった。」
「でもAのこともっと傷つけて苦しめたのは僕やから、そんなん言われても仕方ないよなって自分に言い聞かせた。」
『っちが、！』
「だけど、僕には無理やったわ。」
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ちょりこ(プロフ) - なかなか龍友の話が見当たらなくてのこのお話はとても面白かったです！ (2020年2月25日 8時) (
レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
る - すごく好きでした！ (2019年3月26日 10時) (レス) id: 00700fe21d (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 全て読ませていただきました！ とても良いお話でした！！ (2019年3月25日 1時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
釈迦で~す推し。 - お久しぶりです。 もう、涙が止まりませんでした。 とにかく裕太君が優しすぎて、龍友くんが切なすぎて… 色々言いたいことはありますが、こんなにも最高の作品を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月17日 1時) (レス) id: ec1ebb61a0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最っ高によかったです！forYou…も大好きな曲だし龍友くんも大好きだし、なにより裕太くんの優しさに持っていかれそうになりました笑 (2019年3月12日 23時) (レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵子
| 作成日時：2019年2月23日 21時
