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『...中務さん、？』
中務「もう待てへんわ」
一気に縮まった距離に後退る余裕も時間もなく、中務さんの唇が私の唇に重なった。
5秒ほどのそれが、もっともっと長く感じるくらい驚きが強くて。
照れたような、それでいて切なげな表情で離れた中務さんを見つめ返す。
中務「俺にすればええやん。」
『...え、』
中務「Aのこと、......ほっとけない」
優しく笑って、優しい声でそんなこと言うから縋ってしまいたくなる。
きっと中務さんの手を取った方が幸せで、龍友さんを忘れた方が前に進めるはずなのに。
何も言えずに、思い浮かぶのは龍友さんだ。
中務「...今、誰のこと考えてん」
『......っそれは、』
中務「素直になれよ。」
力強く抱きしめられ、掠れた声が耳元に響く。
苦しそうで、今にも泣きそうな声。
ああ、もう。なんでつられて泣きそうになってるんだ私。
中務さんの想いを、私はどう受け取ればいいんだろう。
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ちょりこ(プロフ) - なかなか龍友の話が見当たらなくてのこのお話はとても面白かったです！ (2020年2月25日 8時) (
レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
る - すごく好きでした！ (2019年3月26日 10時) (レス) id: 00700fe21d (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 全て読ませていただきました！ とても良いお話でした！！ (2019年3月25日 1時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
釈迦で~す推し。 - お久しぶりです。 もう、涙が止まりませんでした。 とにかく裕太君が優しすぎて、龍友くんが切なすぎて… 色々言いたいことはありますが、こんなにも最高の作品を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月17日 1時) (レス) id: ec1ebb61a0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最っ高によかったです！forYou…も大好きな曲だし龍友くんも大好きだし、なにより裕太くんの優しさに持っていかれそうになりました笑 (2019年3月12日 23時) (レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵子
| 作成日時：2019年2月23日 21時
