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玲於「アンタらさぁ、付き合っても何も変わってなくない?」

『え゛...』




この後はライブが控えていると言うのに、突然そんな話題を玲於くんに持ち出された。

いや、たしかにその通りなんだけど...。


それを聞くと胸が痛いなぁ。




玲於「まあ、別に変化を求めるだけが恋人じゃないからいいけど。」

『随分大人なこと言いますね...』



衣装を整え始めた玲於くんはそっと楽屋を出た。

かと思えば入れ違いで龍友くんが入ってくる。



「お、A」

『頑張ってね、ライブ』

「任せときー」



いつも通りの笑顔で返してくれる。

それに安心して、このままでも充分幸せだと納得できた。


でも龍友くんの表情は固くて、緊張してるのかな。




「あのさ、」

『ん?』

「...一緒に住まへん?」



『...え?!』

「いや、別に今からとか...急な話やなくて、」



「少しは前よりも違う感じもありやなぁみたいな、」

「帰る場所が同じって、ええやん。」



いつになく照れた様子で一生懸命力説してくれる。

...これ、絶対玲於くんがなんか言ったやつだ。


でもすごく嬉しい。

これで、毎日龍友くんと一緒に入れるわけだ。




『うん、今からでも私はいいよ』

「...ほんま?」

『ほんまー』

「っよかった、」

『だから、まずはライブ頑張ってよ?』



頬が緩みっぱなしの状態でライブやられたら気も緩んじゃうもん。

少し気を引き締めなきゃ。


亜嵐「龍友くんー!!もうそろそろだよ!!」

「ちょい待ってー!」





くるりと私の方に向き直って、真剣な顔で見つめてくる。




「俺、GENERATIONSのためにも、ファンのためにも自分のためにも歌ってるけど」


「Aのためにも歌ってるってこと、忘れないでな。」




頭をポンポン撫でてみんなの方に走って行った。


本当に、ずるい人。









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斐禄 - 最高すぎます……(語彙力) (2019年10月18日 18時) (レス) id: 8cbbf12531 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - 続編お願いします!笑 (2019年1月19日 11時) (レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
萌夏(プロフ) - 面白かったです!続編書いて欲しいです! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 477e912728 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高でした!龍友くんメインのお話でこんなにきゅんきゅんするのは初めてでした!ありがとうございました! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございますっm(_ _)m嬉しいです!(;Д;)(;Д;) (2018年4月5日 14時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵子 | 作成日時:2018年2月13日 19時

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