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「以上で、本日の打ち合わせを終了致します。」
長時間座っていた椅子とはおさらばして、すぐに会議室を出た。
百々野さんと皆の取材当日。
電話もメッセージも特にないから、きっと無事に終えたんだろうと思いながらも足は止まらない。
『取材お疲れ様で、した...』
勢いよく開けた扉の先には誰もいなくて、時計を確認するともう7時を回ったところだ。
皆帰ったのかな。
奥の方を見ると壁にもたれかかったまま寝ている龍友くんがいた。
そっと近づくとスマホを握りしめている。
『龍友くん、?』
「...ん」
『わ、ちょっ...!』
身を捩ったせいか、壁に沿って背中がゆっくり傾いてきた。
それを慌てて受け止める。
結構な衝撃を受けても起きる気配は全くない。
あどけない寝顔が可愛くて、綺麗で。
いつもの仕返しに頬を触ってやった。
...悔しいくらいにスベスベ肌。
暫くそれを堪能していると、ドアの開く音がした。
「龍友さ...あぁ、Aさんもいたんですね。」
『...うん、お疲れ様。』
百々野さんがスタスタ駆け寄ってきて、私たちの前で止まった。
すごく冷たい目で見下ろされてる。
かなりやばい雰囲気。
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斐禄 - 最高すぎます……(語彙力) (2019年10月18日 18時) (レス) id: 8cbbf12531 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - 続編お願いします!笑 (2019年1月19日 11時) (レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
萌夏(プロフ) - 面白かったです!続編書いて欲しいです! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 477e912728 (このIDを非表示/違反報告)
る - 最高でした!龍友くんメインのお話でこんなにきゅんきゅんするのは初めてでした!ありがとうございました! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございますっm(_ _)m嬉しいです!(;Д;)(;Д;) (2018年4月5日 14時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵子 | 作成日時:2018年2月13日 19時