25 ページ26
.
『あの、本当に仕事中なんで...』
「いいじゃないですか、見てるだけでしょ?」
『そういうことじゃなくて、』
この前の撮影でも一緒になったスタイリストの方。
また、ご飯行こうとか連絡先交換しようとか...。
しつこい人は苦手なんだよなぁ。
「それにこの前は数原さんに邪魔されちゃったし」
この前は龍友くんに助けられたからいいものの、今は多分撮影中だから。
前みたいに龍友くん助けに来てくれないかな、って思ってる。
誰か、じゃなくて龍友くんが。
「すいませーん、またお邪魔させていただきますわー。」
『わっ、』
突然後ろに腕を引かれ、バランスを崩してしまう。
トン、と胸板に当たった感覚がして上を向くとやっぱり彼がいて。
本当にヒーローみたいなタイミングできてくれる。
『りゅとくん、』
「こいつ忙しいって言うたやないですかー」
「困りますわー勝手に連れ回されちゃ」
またもや、すごく蔑んだ冷たい表情をしてる。
目だけで人を気絶させそう...。
「こいつは俺のやから手出すなって言うてんねん。」
すっごい笑顔。
すっごい笑顔なんだけど、威圧感が半端ない...!
魔王みたいなオーラ出してる!!
それに怖気づいたのか、その場から颯爽と去っていくスタイリストの方。
『また助けてもらっちゃったね、』
「困ってたやろ」
『うん、ありがとうっ』
そっと肩の上に龍友くんの腕が回る。
「最近妬かせるの得意やな」
『無意識ですー』
「悪い子、」
その低い声に、きゅ、っと胸が鳴った。
龍友くんはずるい子、だね。
玲於「龍友くんー、次龍友くんだよーはやくー」
「えー、あー、うんー」
玲於「なにその微妙な返事...あ、ごめんいいとこだった?」
「めっちゃいいとこ。」
玲於「じゃあ早く終わらせて、その後にやってくださーい」
「あーい」
『え、私の意思は...?』
「嬉しいくせに」
玲於「満更でもないくせに」
.
2525人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斐禄 - 最高すぎます……(語彙力) (2019年10月18日 18時) (レス) id: 8cbbf12531 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - 続編お願いします!笑 (2019年1月19日 11時) (レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
萌夏(プロフ) - 面白かったです!続編書いて欲しいです! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 477e912728 (このIDを非表示/違反報告)
る - 最高でした!龍友くんメインのお話でこんなにきゅんきゅんするのは初めてでした!ありがとうございました! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございますっm(_ _)m嬉しいです!(;Д;)(;Д;) (2018年4月5日 14時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵子 | 作成日時:2018年2月13日 19時