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「なぁ、Aは俺のやもんなー?」
『え、その...違うと思い、』
「"俺の"、だよな?」
鋭い眼差しで微笑まれる。
強制的に言わされてる感が半端ない。
脅しに近いよ、龍友くん。
『ハイ、ソウデス。』
「ん、いい子。」
くしゃっと笑って頭をポンポンされる。
龍友くんはああ言ってるけど、夫婦でも恋人でもない。
玲於くん曰く
「龍友くんにとってAはプロテインと同じくらい大事なんだよ。」
だそうで。
まずプロテインと同じ位置って、人として見られてないのでは...。
そもそも比べる対象がおかしい。
「今日も安定の可愛さやな、さすが俺のA」
「いつ龍友くんのになったの...」
亜嵐くんの言った言葉に同意する他ない。
私も同じこと思ってるよっ。
「え、俺達が会うずっと前から」
『この人重症ですっ!』
「まあまあ、そんな照れんなや」
それでも強く否定出来ないのは、心のどこかで嬉しく思う自分がいるから。
だって、あの素敵な低音ボイスと少し幼い笑顔で囁かれたら誰でもグッとくるよ...。
むしろ開き直ることしかできない。
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斐禄 - 最高すぎます……(語彙力) (2019年10月18日 18時) (レス) id: 8cbbf12531 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - 続編お願いします!笑 (2019年1月19日 11時) (レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
萌夏(プロフ) - 面白かったです!続編書いて欲しいです! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 477e912728 (このIDを非表示/違反報告)
る - 最高でした!龍友くんメインのお話でこんなにきゅんきゅんするのは初めてでした!ありがとうございました! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございますっm(_ _)m嬉しいです!(;Д;)(;Д;) (2018年4月5日 14時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵子 | 作成日時:2018年2月13日 19時