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結婚出来なくても死ぬわけじゃなし。


死ぬほど忙しくはあるけど、
ちゃんと自活出来るだけの給料ももらってるわけで。

結婚なんてのは、オプションだ。


「A先輩と虹が見れて良かったな・・・」

ショータが何気なく、そう呟いた。


深い意味はないんだ。

分かってる。


けど、ずるいよ。

そんなセリフ。

好きな女にしかはいちゃいけない。


私が自意識過剰なのか。

ショータは優しさが過ぎるのが、たまにキズ。


本当は少し泣きそうで。

この瞬間が愛おしくて・・・



「そうだね。
こんな綺麗な虹。
もう二度と見れないかもしれないね」

大人の余裕あるふりして、答えた。



ショータは忘れちゃうだろうけど。


私はきっと今日見たこの虹を、
生涯忘れないだろうな。


そんな気がしてた。

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作者名:fool x他1人 | 作成日時:2017年7月7日 9時

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