青の微熱(1)

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side:Shinjiro







ﾐｰﾝﾐﾝﾐﾝ









Aの家から出てもぼーっとしたまま
家の前から動けずにいた









.








すると小さな影が２人見えて









遊「しんじろうだ！」



陸「何してんのー？」









そしてその後ろから見慣れた奴らが来て









秀「真司郎、何してんの？」



光「寝なくて大丈夫なの？」



千「もう...昨日びっくりしたんだから！」









みんな思い思いのことを言いながらも
心配してくれている









真「ごめんな(笑)」









.









遊「今からしんじろうのお見舞い行こうとしてたの！」



真「ありがとな！もう元気なったで〜」



陸「それでAちゃんも迎えに来たの！」









.









ﾄﾞｸﾝ...









遊「しんじろうもAちゃんに会いに来たの？」



真「...おん」







.









でももうしばらくは
Aに会うことは出来ない








会えないってことは
Aを守ってあげることも出来ない









俺が知らない内に
Aは苦しんで耐えて耐えて









せめて何か...









.









真「そうや...遊、陸、ちょっと耳貸して？」



遊「なにー？」



真「内緒話...誰にも言ったらあかんで？」



陸「うん！」








.







光「真司郎、元気そうだしどうする？」



秀「暑いしアイス買いに行かね？」



千「いーねー」









.









真「...っ......分かった？」



陸遊「イエッサー！」









秀「真司郎ー！双子ー！」



千「アイス買いに行こ！」









真「おん！」









ｻﾞｯ...









後ろから足音が聞こえて振り向けば









真「...実彩子さん」








.

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