#20 ページ25
Aside.
セ「センラとしてじゃなくて、折原千里として、早川さんとLime交換したいって言ったらどないする?」
………。
え?
いや、センラさんは折原さんで、折原さんはセンラさんなんだよね?
「同じ人に変わりないんですけど…」
セ「いやちゃうやろ!W センラは歌い手としてやけど、折原千里は俺自身そのものやからな?リスナーとか関係あらへんもん」
「うっ…」
そういうことか……。
でも、そこまでセンラさんが言うなら…
私もずっと拒否し続けるのも申し訳ない。
「い、いいです、けど…」
言葉を詰まらせながらも声に出すと、
センラさんは目を輝かせて、
セ「ほんま?嬉しいわあ…!じゃあこれQRコードやから!読み取って?」
と元気になって話す。
私はセンラさんが言った通り、Limeのアプリを起動してQRコードを読み取った。
センラさんのリアルなLime…?
名前を見るとたしかに"千里"と言う文字と志麻さんとのツーショのトプ画。
オフのときだろうか。
お互い化粧が薄めな気がする。
まじまじとスマホの画面を見ていると、
セ「ここで長居するのもなんかあれやし、俺らの部屋来ぉへん?」
「えっ」
まって急展開ありすぎて頭がついてってませーん!
セ「今から部屋でゆっくり飲もうと思ってたんよ。早川さんもよければ一緒に飲まへん?」
「わ、私酒弱いんですけd」
セ「それは俺も同じや」
「そ、そうでした。」
お酒かあ…基本仕事が夜入ってるから飲むのなんていつぶりだろうか…。
そう思いながら缶のレモンサワーを買う。
セ「レモンサワーええねぇ…。まあ俺らはビールとハイボールでええかな。」
そう言って何故か3本買う。
あたしは買った瞬間を見逃した為、気にしてはいなかった。
センラさんの後ろを着いていく感じで部屋に向かう。
「ここやで」と言ってセンラさんの足が止まる。
その時にようやく3本持っていることに気が付いた。
「あ、あの、なんで3本なんですか?」
酒の弱いセンラさんが3本全部飲むなんて思えなかった。
ドアを開けながらセンラさんは言った
セ「んー?それはなあ…」
?「センラさあああああん!」
「?!!?!!」
部屋から急に叫び声が聞こえて驚きのあまりセンラさんの背中に隠れてセンラさんのトレーナーを咄嗟に掴む。
だ、だれ…、り、リスナーさんとかだったり…
1554人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお(プロフ) - はじめまして。小説読ませて頂きました。すごく面白くてドキドキさせて貰いました。この先が気になってしまい楽しみで仕方有りません。これの他のメンバーの作品は有りますか?有ったら是非読みたいのですが?特に浦坂のが有ったら読みたいです。 (2019年6月11日 15時) (レス) id: 692ce0d98a (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - 志奈乃@リスラーさん» 意外だからこそ楽しめるかなと思いました♪これからもどうぞよろしくお願いします(*´-`*) (2019年6月7日 1時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
志奈乃@リスラー - 一目惚れするのがまさかのセンラさんでびっくり...最初夢主が一目惚れするのかと思ってたw (2019年6月6日 0時) (レス) id: 0f8bb6f46c (このIDを非表示/違反報告)
てろち - aonaさん» マジで死にますねΣd(゚∀゚d) (2019年6月4日 18時) (レス) id: 999d763a4b (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - てろちさん» これ書いてて想像してしまって、1人でにやけてしまいましたもん…。志麻さんの低音イケボはもう誰もがキュンと来ちゃいますよね! (2019年6月3日 23時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aona | 作成日時:2019年5月23日 5時