2 新幹線で一目惚れ 【センラ】

#番外編2 ページ38

ファイナル後のAのセンラさんと結ばれたという話を聞いて素直に嬉しかった。


でも同時に私も、という気持ちが生まれてしまった。


いつか私も、志麻さんに愛を伝えたい。

推しとしてじゃなくて、一人の男性として志麻さんが好きだって伝えたい。


そんな日が来ると、いいな



春ツファイナルから1週間が経った。


仕事が終わって保育園から駐車場に向かう際、

志麻さんから1件のLimeが来ていた。




志麻『今週末遊ばへん？』




最初は夢と思ったけどもう一度見てもトーク相手は志麻という文字。

嬉しくてその場で小さくガッツポーズ。



『はい、是非！』


志麻『お、よっしゃ！じゃあ10時に○○駅な』


『分かりました〜！』


まだ月曜日だけど週末のために頑張れそう。

そう思いながら車に乗り込み、自宅へ向かった。


家の駐車場に車を停めるとふと思い出した。

「あ、モン○ト今日ログインしてないわ、」
「え、○○獣神化できるようになったん？マ？」

………実は私はゲームヲタクです。


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志麻side



気が付けばファイナルから1週間が経っていた。

ライブの1.2日後くらいまでは疲れて体もだるかったけど、それからは打ち合わせがあったからあっという間。


タクシーに乗って帰っている時、ふと、瑠花ちゃんに会いたくなってきた。



今週末空いてへんかな、なんて思って俺は無意識にLimeを開き、「今週末遊ばへん？」と一言送っていた。



やばいどうしよう緊張してきた、なんて考えながらソワソワしていると、

連絡返ってきた。是非、やって。

嬉しい、どうしよう。


いい思い出作らなあかん。


好きってこともいっそ…言おうかな、なんて。

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