捨て子を幸せに【d！】 (ページ22)

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No,21 ページ22

rb「Aー、居るー？」

kn「今日はやけにAを探してる奴が多いな。」

rb「あ、コネさん。って、A寝てんのかー…」

kn「さっき寝たとこや。」

rb「(へぇーあのコネさんが世話を……へぇー…)」

kn「お前、今絶対失礼なこと考えとるやろ。」

rb「いや別に？」

rb「それより俺にもAを抱かせてや。」

kn「別にええけど。」

「ほら」と、ロボロにAを受け渡すコネシマ。

rb「軽！？こんな軽いん！？」

kn「静かにしろや。起きてまうやろ。」

rb「す、すまん……」

『……zz』

ロボロの腕の中に収まるAは、小さな寝息を立てている。

rb「何でこんなかわええ子が捨てられたんかなー」

kn「さぁな。まずどんな奴か知らんし。」

rb「あぁ、Aの親なら殺ったで？」

kn「ふーん………………は！？」

ロボロの言葉に、コネシマは軽く飛び上がる。

rb「しー、起きるで。」

kn「え、殺ったって……殺したん！？」

rb「冗談やけど。」

kn「お前マジぶっ飛ばすぞ。」

rb「わー怖いなーー(棒)」

『んぐ…』

「「！？」」

『……んー…』

うっすらと目を開けて、Aは二人を見つめる。

rb「………寝ぼけとる？」

kn「A？」

『……しま』

kn「ん、どうした？」

『…うい』

kn「……」

kn「ごめん、分からん。」

rb「俺も分からんw」

rb「こういうのシャオロンかトントン辺りが得意やろ。連れてくか？」

kn「そうするか。」

rb「ちょい待っててなA。今連れてくからな～」

ロボロの小さい体に収まるAは、ロボロの服をぎゅっと握った。
それに答えるように、ロボロはAの背中を撫でた。