捨て子を幸せに【d！】

No,20 ページ21

『……うぅ』

kn「…A？どうしたんや？」

sh「あーシッマが泣かしたーw」

kn「は？」

sh「いや………そんな声色で言わんでや……」






『うぅ……』

kn「ホンマにどうしたんや……」

sh「ミルク？」

kn「飲ませてみるか…」

コネシマがミルクを差し出すと、すぐにAは飲み始めた。

sh「単純にお腹空いとったんか。」

kn「(良かった、俺が原因ちゃうくて…)」

胸を撫で下ろすコネシマを見て、シャオロンは少々呆れ顔で笑顔を作った。









『……んぐ…』


しばらくすると、Aはうたた寝し始めた。

kn「(え、待って。俺の上で寝るんか……！？)」







ht「シャオローン、Aいるかーー？」

「「しー」」

ht「え？あ、……ごめん。」

Aを探して来たひとらんらんに、二人は人差し指を立てた。

Aの様子を見て、ひとらんらんは察して黙った。




『……ｽｩｰzzz』

kn「……ね、寝てもうた。」

sh「シッマ、起きるまでちゃんと側にいたれよ？」

kn「なっ…！？…………分かったわ。」

ht「じゃあまた後で出直すわ。」

sh「ほーい」










kn「何で俺が………」


『……zz』




kn「……ま、かわええからええか。」

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