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No,32 ページ33

ms「残念だったわね、私の呪いはそんな甘いものじゃないの」

zm「…ッチ」


余裕そうなミシェルの表情にゾムは怒りが湧いてくる。
今すぐ、ミシェルを殺してやりたいと思うほどに。

しかし、Aに止められる。


『絶対、殺しちゃダメ…』

zm「何でなん!!もうAの苦しそうにしてる姿、俺見たくないねん…!」

『ダメ、分かった…?』

Aの低い声と真剣な眼差しに、ゾムは黙るしか無かった。
そんな二人を見て、滑稽だとミシェルは笑う。


ms「私ね、思ったの。Aを呪う為には、私から近づけば良いって」

zm「!」

ms「考えれば簡単なことだったわ」


インカム越しに、ロボロが怒っているのが伝わってくる。
お互いに、物凄い殺気だ。


ただの軍人じゃ気絶確定だろう。


ms「今、私が力を入れれば、Aは完全に呪える」



ms「おしまいよ」



勝利に満ち溢れた瞳。とてつもない闇が混ぜった瞳。
ミシェルは手をAに向け、にんまりと笑う。

ms「A、私の勝ちよ」



















『……前に言ったよね』

zm「A……?」


ゾムの腕から抜け出し、自分の足で立つA。
胸の内ポケットから、銃を一丁取り出す。


『私に手を出した時点で、………貴方は間違ってる』



ms「ッ!?……何!?!?」

ミシェルが前に出していた手が後ろから押さえ込まれる。
体をがっちり固定され、身動きが出来ない状態。

kn「散々暴れてくれたな」

ms「!?何であんたがここにいるのよっ!?」

抑え込んだのは、別行動だった筈のコネシマだった。


ms「はな、しなさいっよ!!!」

kn「A、撃て」


銃口が、ミシェルの方へと向けられる。


『これで終わりね』

ms「…っ!あんたなんて!!!神にでも天罰を受けるべk」







『バンっ』








Aの言葉と同時に、乾いた音が戦場に響いた。

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作品ジャンル:ファンタジー
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ラム猫。(プロフ) - くろほたるさん» ありがとうございます!実は続編も出そうか悩んでいるので、その時はまた読んでくださると嬉しいです! (2023年1月25日 20時) (レス) id: 02801ed11f (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - 最後はやっぱり彼らの事が大好きだという言葉が見えて満悦です。死後世界組の関係も個人に刺さりまして起承転結全て楽しめました。執筆お疲れ様です!とても面白かったので周回できます! (2023年1月25日 18時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 感動して頂けたなんて光栄です!なるほど…今作はここで打ち切りの予定でしたが、続編も考えて見ます! (2022年11月28日 18時) (レス) id: c372fc4406 (このIDを非表示/違反報告)
らねい(プロフ) - 今更ですが全話読みました、めっちゃ感動しました!個人的な感想ですが、wrwrdの皆が過去に戻って夢主ちゃんを救うみたいな展開があったらエモすぎる…次の作品も楽しみにしてます‼️ (2022年11月28日 17時) (レス) id: 2c672365af (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 狐の巫女さん» ありがとうございます!!語彙力の無さで理解して下さり、嬉しいです!! (2022年11月5日 18時) (レス) id: 51f19f872f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラム猫。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2022年10月2日 22時

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