青春の馬 9

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ひなのと話してると、すぐにジョイラのリハの時間となった。

覚悟を決めて、0番のポジションへと立つ。

初めて立つ0番の位置。

今までは芽実さんのポジションに入らせて貰ってたから、物理的に言うと1つずれただけ。

だけど、精神的にはすごい変わった気がする。

今の私と同い年の時も、菜緒さんはずっとここに立ってたんだ。






:






上村 「A〜、サビは1.5？2だっけ？」


「ううん、2.5！」


上村 「あー、なるほど」


「大丈夫そう？」


上村 「一応振りは入ってるんだけどね。

でも歌割りはがっつり変わってるし、サビ以外はややこしいな」


「3列目からフロントだもんね」


上村 「これでも振り入れは早くなった方だから！安心して！」


「もともと安心してるよ〜 (笑) 」




たまアリライブから2年くらい、ジョイラはずっと3列目で踊ってたひなの。

だからいきなりフロントとなると結構大変そう。

でも私は歌割りも変わらないし、ちょくちょく位置が変わるくらい。

だからあんまり苦労せずに覚えることが出来た。

私も全然覚えられなかった時、菜緒さんが付きっきりで教えてくれたから。

ひなのにも同じことをしてあげたい。

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