青春の馬 番外編 2

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加藤 side




楽屋に運び終わった頃にはもう夢の中にいたA。

おんぶしてる間に寝ちゃってたみたい。

でも収録中はずっと頑張ってたもんね。

積極的に答えてたし、プロ意識高いなぁって。

だからこそ、今はゆっくり休むんだぞ〜！

すぐにマネージャーさんが車でAのお家まで送ってくれた。

Aが寝てる間、ささーっと部屋のお掃除でもしますか〜。

でも部屋はめちゃくちゃ綺麗。

最近きくちゃんが来たのかな〜。






:






A 「んん〜。あれ…」


「あ、天使ちゃんのお目覚めですか〜？」


A 「ん、おはよ…」


「おはよ！もう5時だけどね (笑) 」


A 「ん〜史帆ちゃん、何でいるの…？」


「そんなのAが心配だからに決まってるじゃん！

としちゃんずっと心配してたんだからね！」


A 「ごめんなさい…」


「謝んなくていいの！女の子は色々大変だもんねぇ…」


A 「たまに重い時がある…」


「うんうん。今はどう？」


A 「まだちょっと痛いけど、さっきよりはマシになった」


「良かった良かった。

マネージャーさんがさ、違う薬買ってきてくれたんだよ。

それはさっきのお薬よりも効くかもしれないから、飲んでみる？」


A 「ん、飲むぅ…」


「りょーかいっ！じゃあ何か食べなきゃね。暖かいスープとかがいいかな」


A 「あ、それなら春雨スープがあるはず…昨日久美さんが作ってくれたぁ〜」


「えー！名前だけで美味しそう！」




やっぱり昨日、きくちゃん来てたんだね。

スープを温め直してあげて、Aの前に出した。

猫舌だから一生懸命ふーふーして飲んでるの可愛い… (笑)

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