青春の馬

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加藤 side




山本家にやって来て、ご飯まで食べさせて頂いた。

予想通り、やっぱりAはいい人たちに囲まれて育ったんだなってのが今日でよく分かったな。

今だってお母さんがわざわざ布団を敷きに来てくれた。

ちなみに可愛いAちゃんはお風呂中です。

そんなAちゃんには思い出したくもない過去があるみたい。

前にざっくりとはA本人から聞いてたけど、お母さんから聞くとなんていうか、よりずっしりと来た感じ。

最後にお母さんから『Aをよろしくお願いします』って言われたのが忘れられないよ。

何があっても、これからは絶対Aを守ろうって心に誓った。






:






A 「あがりましたぁ〜」


「おかえり〜！会いたかったよ〜！！」


A 「えー？ほんのさっきまで一緒にいたのに (笑) 」


「でもとしちゃんは寂しかったの！だからAチャージ！」


A 「じゃあAも史帆ちゃんチャージ！」




十数分後、ずっと会いたかったかわい子ちゃんが帰ってきました。

A持って来てくれたアイスを一緒に食べて、その後ドライヤーもしてあげる。

ほんと、どうやったらこんなに可愛い子をいじめようってなるんだろうね。

原因は聞いてないけど、可愛すぎて妬まれてたとかなのかな…






:






「A、眠い？」


A 「ん〜」


「お目目がとろ〜んってしてるよ」


A 「眠いぃ…」


「じゃあベッドにごろんしちゃいな、とんとんしてあげる〜」




明日はUSJに遊びに行くからその予定を立ててた。

だけど眠くなっちゃったみたいで、会話が成り立たない状態に (笑)

新幹線でもほとんど寝てたのに、やっぱり久しぶりの大阪で疲れてたんだね。

おやすみ、いい夢見るんだよ。

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