青春の馬 (ページ24)

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憧れの、光り輝く場所ページ24

上村 side

「これが影ナレか〜」

A 「噛みそうだねぇ… (笑) 」

「笑わないでよ？」

A 「それはこっちのセリフ！」

「いやいや、だってAゲラじゃん〜」

A 「こんな大事な時は笑わないし！！」

「ほんとか〜？」

今日はデビューカウントダウンライブ2日目。

私たちが参加出来る曲はちょっとなんだけど、今日は影ナレをさせて頂くことになっていた。

私の隣にいるAちゃん、何回も何回も台本を読み返してます。

どっちかと言うと噛んじゃうことより、2人してツボに走らないかが心配だな。

だって私たちはびっくりするくらい、笑いのツボが一緒だから (笑)

:

A 「ひなの？」

「んー？」

A 「まだ片手で数えれるくらいじゃん？Aたちが出れる曲。」

「そうだね。5曲だもんね。」

A 「いつかはさ、先輩たちみたいに舞台裏を走り回らないと行けないくらい出れるといいね。」

「出れるといいねじゃないでしょ？」

A 「えっ？」

「絶対に私は出るんだから。もちろんAと一緒にね。」

A 「はっ…！」

「Aもでしょ？」

A 「もちろん〜っ！」

がなくりでも同じこと言ってた気がするけど、Aは舞台裏を走り回る先輩たちに憧れてるみたい。

忙しそうだけど、とっても楽しそうでキラキラしてるからなんだって。

Aの前では鼻で笑ったけど、私のAの気持ち、すごい分かるよ。

私はAとなら出来ると思ってる。Aもそう思ってくれているよね。

今日は一緒に、世界一熱い日にするぞ〜っ！！