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mysterious 19 ページ20





ミ「マンホール1号の傷は無し。あと1999個」


六「これ何ヶ月かかるんですかね…」

ミ「2個目が事故現場かもよ?」


夕「ねえ、これ六郎が作ったの?」


六「はい。

市役所から貰ったにしむんマンホールの場所を
マップに重ねました。

確認したマンホールのOKを押せば
潰していけます」


矢「天才ですね」

夕「やるじゃーん!」

ミ「うちの六郎有能なんですぅ」



褒められ、呼び捨てにされているのに、
微妙な表情の六郎。



ミ「あ、秋ちゃーん!ありがとね、来てくれて」


秋「いや、夜には校舎行かなきゃいけないから
それまでね」



なるほどね、とAは心の内で笑う。

元カレだからね。



ミ「ありがと!

あ、秋ちゃん。予備校で働いてる私の弟」


秋「姉がいつもお世話になってます」


六「弟…?」



ポッカーンとマヌケ面の六郎。



夕「はじめまして東海林です。お噂はかねがね」

矢「矢向寺です。
三澄さん、ステキな弟さんですね」



驚くほどスムーズに淡々と挨拶する2人。



六「2人とも知ってたんですか?」
夕・矢「あははははー」


六「最悪ですよ、本当に最悪ですよ」



恨みのこもった目だが…
逆よりマシだと思ったのか、すぐに戻った。



ミ「あ、久部くん。バイトの子ね。

矢向寺Aちゃんは、
他の班だけど手伝ってくれてるの」



秋彦は、Aに目を向けた。

気付いた彼女は微笑み、軽く頭を下げる。



ミ「ちなみに、彼氏さんいるからね」

秋「聞いてねぇよ」



六「…じゃあ、行きましょう。探しにね!」



一気に明るくなった六郎を見て、
単純な人だなと、笑みを深める。



ミ「秋ちゃんごめん、
もう1人来るから先行ってて」


矢「あ、お2人で行って下さい。私待ってます」


ミ「ほんとに?ん、何かあったら連絡ね!」


矢「はい。…弟さんも、よろしくお願いします」

秋「はい!」







ここに来る前、
ミコトとAは病院に寄った。



「2000箇所から探すって正気ですか?」


ミ「それしか手がかりがないんです。


…工場長が起きたら伝えて下さい。

もし事故が証明できたら、
今度は必ず証言して下さいと。

佐野さんが社長の指示でバイクを走らせたこと、
祐くんの前で」


矢「あったことを無かったことにする…。


そんな大人の姿を見せられたら、
子供は石を投げるしかないですよ」



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チコ(プロフ) - サニーさん» 初コメありがとうございます(*^^*) そうですね!私も2人がくっつくことを願っております!笑 (2018年7月21日 19時) (レス) id: b3d27e39d9 (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 中堂さんと夢主が結ばれる作品がいいです! (2018年7月21日 18時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チコ | 作成日時:2018年7月18日 19時

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