え！？あのハイネ先生に奥さんいたの！！？【王室教師ハイネ】

love my wife …36 ページ40

貴方side





きゅ、と優しく手を握られる
ほんのりと温かいハイネの体温が、じんわりと自分の手に伝わってきた



貴｢！？ どうしたのハイネ｣

ハ｢ご、ごめんなさい、そんなつもりで言ったわけではないんです｣

貴｢え…？なにが…？｣

ハ｢可愛い格好をするな、と言ったことです。｣

貴｢いや、でも私達が先生なのは変わりないし、あまりお洒落しない方がいいのはわかるし…｣

ハ｢そういうことではないんです。可愛い格好しないでと言ったのは…その…｣



歯切れの悪い言い方に少しずつ不安が重なる


…私に可愛い格好なんて似合わないと言われちゃうのかな



ふとそんな考えが頭をよぎった




ハ｢……Aが可愛い格好なんてしたら、｣





…ほらやっぱり





ハ｢…私が授業という事を忘れて、Aと逢い引きしてしまうと思うので………////｣


貴｢…え｣


ハ｢…それに、王子達にもAの可愛い姿なんて見せたくないですし｣



貴｢…っえ、…え！？////｣



じとーとわたしの目を見つめながら少し恥ずかしそうにそう言うハイネ。

最初何言ってるのかわかんなくて思考停止しちゃったけど……その………えっ！？////




あたふたと内心大騒ぎな私は、ハイネの爆弾発言に照れまくっていると、ハイネが私の顔を優しく包んで、目を合わせた




貴｢ハイ、ネ？…んぅ｣


ちゅ、と優しく温かなキスをされた



ハ｢…いけませんよ、そんな顔。｣




ふ、と笑ったかと思うと、ハイネはわたしの耳元へ顔を近付けた。




ハ｢…その表情は私の前でだけで、お願いします｣




口角をくぃ、とあげて
してやったり。と言いたそうな顔をするハイネ。



貴｢〜〜〜っ！！//// もうっ！｣




ハイネの胸板をポカポカと叩くと、すみません。と謝ってるんだかそうでないのか、笑いながら謝ったハイネであった。









・









…私もハイネとデートしたいなぁ…
あんなこと言われちゃ、授業に集中できるか不安になっちゃうじゃん、

ううん。いけないわ、授業を放棄してまでデートはだめ！
しっかり休みの日にお出かけしよう




私は再度服を選び直しにかかった。




貴｢(…ふふ、課外授業楽しみです！)｣

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