【ネタ帳】Illusion Display

実/況/者さん(N) ページ10

これは普通に新作案だけど、なんか一生まとまる気がしないやつ。

※検索避け済みです※



嘘癖ある夢主、れとさん落ち予定。


『鬼灯(ホオズキ)の仮面』
『鬼灯が朽ちる頃に』


「私はね、得意だよ？」
「……そんな仮面被って楽しい？」
「えー、レトくんどーしたの？」
「Aちゃんは生きるの面倒くさそう」
「そんな事ないよ」

誰にも嫌われないように。愛されるように。

「俺は、嘘つかないAちゃんも好きやけど」
「嘘つきな私が好きな人も沢山いるの」
「嘘つきなAちゃんもちゃんと好き」
「……レトくんには分からないよ」

愛されたいわけじゃない。
嫌われたくないだけなんだ。
皆から愛されるなんて、そんなの無理なのは分かっている。現実的に不可能。
それでも、眩しかった。
あんなに愛される彼らが輝かしくて……それを欲する私がとても惨めだった。
この熱が、欲しかったのかもしれない。
認められたかったのかもしれない。
否定されたくなかったのかもしれない。

認めないで。やめて、こっちに来ないで。
私に貴方は眩しすぎる。


「この場所は、本当の私には似合わない。居られないよ」


ホオズキの花言葉
誤魔化し、偽り、私を誘って


「嘘つきなAちゃんも好きやけど、人と比べで自分を下卑するAちゃんだけは好きになれん」

「……私は、踏み込んでくるレトくんが嫌いだよ」

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