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5話 ページ5
そして2日後。
赤いドレスを身に纏った私は、受付に偽の名前を言って会場の中へと入った。
階段を上がり、男の部屋へ向かう。
扉を開けると、お楽しみ中だったようで裸の女性とベッドにいた。
「へへへ、お嬢ちゃん。迷ったのか？」
「迷ってねーよ」
太ももに忍ばせていた銃を取り出し、引き金を二回引く。
弾丸は男と女の眉間をぶち抜き、シーツを赤く染めた。
任務完了。どうってことない。
窓に足をかけて、飛び降りようとした時だった。
「先客がいたのか」
背後から声がした。
振り向くと、部屋の入り口に一人の男が立っていた。
いつの間に！？ 全然気づかなかった。
え？ てゆーか……
「……クロロじゃん」
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作者名：あおい | 作成日時：2021年10月2日 12時
