第52話 ページ7
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目を覚まして訳のわからなさそうな炭治郎に、しのぶさんが説明をする。
「ここは鬼殺隊の本部です。あなたは今から裁判を受けるのですよ、竈門炭治郎君」
「え…?」
『(まぁそうなるよなあ…)』
なんて思っていると、他の柱の人達が各々口を開き、殺そう。という結論を出す。
「そんなことより、冨岡と神凪はどうするのかね」
拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが。と言う伊黒さんに、私が口を挟む。
『私は隊律違反を犯した覚えはないです。義勇さんは…ちょっとわか……何とも言えないけど』
「何を飄々と。鬼を庇うなど、隊律違反であろう」
『…お館様の指示でもですか?』
「お館様がその様な指示を出すと?」
『直接伺えば真偽はわかります』
強気で言い返していると、しのぶさんが、まぁいいじゃないですか。と炭治郎に話を振った。
「…っ、ゲホッ!ゲホッ!」
『炭治郎!』
炭治郎の元へ行こうとすれば、行くな。と天元さんに止められる。
『天元さん!』
「お前の疑いも晴れてねぇんだ。今は大人しくしてろ」
『でもっ…!』
「大丈夫ですよ、A」
しのぶさんが炭治郎に鎮痛剤の入った水を飲ませると、炭治郎が口を開く。
「俺の妹は鬼になりました。だけど人を喰ったことはないんです!今までも、これからも…人を傷つけることは絶対にしません」
炭治郎がそう言い切るも、伊黒さんも悲鳴嶼さんもそれを真っ向否定する。
…事実を言ってるだけなのに、どうして、誰も信じようとしないのだろう。
『……んぐっ!』
「話が地味にぐるぐる回ってるぞアホが。人を喰ってないこと、これからも喰わないこと、口先だけでなくド派手に証明してみせろ」
『んー!』
「オイ、暴れんな」
私が再び口を開く前に天元さんは私の口を封じた為、暴れるも圧倒的体格差に勝てるはずもなく、はぁ、と諦めた。
「あのぉ、でも疑問があるんですけど…お館様がこの事を把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃっていいんでしょうか?」
と、蜜璃ちゃんが話し出すと視線が一気に彼女に集まり、みんな黙り込む。
…うーむ、蜜璃ちゃん可愛いな…((
「妹は俺と一緒に戦えます!鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!だから!」
「オイオイ何だか面白いことになってるなァ」
そう言って現れたのは禰豆子ちゃんが入った箱を持った、実弥さんだった。
…うう、この後の展開考えたら胃が痛い……。
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たくあん(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます!!柱なので頑張ってもらっちゃいました!!!((笑 ありがとうございます( ; ; )頑張ります( ; ; ) (2019年12月27日 0時) (レス) id: 0c6fafeba7 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 夢主ちゃん、下弦とのエンカウント率高www((更新頑張ってください!! (2019年12月22日 16時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ふらんさん» コメントありがとうございます!!ご期待に添える展開に持っていけるか不安ですが、更新頑張っていきます!!ありがとうございます( ; ; ) (2019年7月13日 18時) (レス) id: c661d68094 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます!!面白いって言って頂けて本当に嬉しいです( ; ; )更新頑張ります! (2019年7月13日 18時) (レス) id: c661d68094 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 葵咲さん» コメントありがとうございます!( ; ; )うおお…う、嬉しい…!( ; ; )更新頑張ります!( ; ; ) (2019年7月13日 18時) (レス) id: c661d68094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たくあん | 作成日時:2019年6月25日 1時