占いツクール
検索窓
今日:9,358 hit、昨日:11,306 hit、合計:840,128 hit

第29話 ページ31

.


「ア゙ーーーッッ!!来ないでェ!!来ないでくれェ!!やめてーーーッ!!!!」



そう半泣きで叫ぶ善逸は、もう訳がわからなくなったのか、正一くんだけでなく私の手も引いて必死に走り出した。



「おおおお美味しくない!!きっと美味しくないよ俺真面目な話!この子は痩せこけてますし、Aちゃん持病持ちだし絶対不味いから!!」

『善逸、遠回しにディスらないで…』

「でぃす…?え!?なんて!?今難しい言葉使わないで!!」



言ってから現代語だったことに気が付き、あ、と口を抑えれば、後ろでぐひぐひと笑う鬼。



「喰ってみねぇとわかんねぇだろォ!それに、その女ァ…美味そうな匂いだァ!」

「ギャーーーッ!」



鬼が舌で水瓶を割れば、私と正一くんを抱いて部屋へ飛び込む善逸。そしてそのまま立てなくなった彼。



「善逸さん立って!!」

『そうだよ!鬼が来てる!』

「はあああ!!膝にきてる!恐怖が八割膝に!!おおお俺のことは置いて行け逃げるんだAちゃんと!」

『何言ってんの善逸!』

「そんなこと出来ない!」



私も一緒に腕を引っ張るが、本当に立てないらしい善逸。

…このままじゃ鬼に追いつかれる…。



『(いや、確かこの後、善逸がちゃんと鬼を斬ってくれるけど…!!でも、もし、そうならなかったら…!!)』



ぐっ、と唇を噛み締め、背負ってた刀を腰に差せば、Aちゃん…?と弱々しく私の名前を呼ぶ善逸。



『大丈夫。"アレ"程度なら、すぐ斬れる』

「ぐひひっ生意気な女め…まァいい…お前らの脳髄を耳からぢゅるりと啜ってやるぞォ…」



鬼がそう言った瞬間、ガクン!と倒れて眠った善逸。



『!!(キタ…!)』

「善逸さん!?善逸さん!!」

『大丈夫、もう、大丈夫だよ』

「何だそいつは!!ぐひゃは!!死ね!!」



わあああ!と叫ぶ正一くんをギュッと抱きしめ、頭を丸めた時、ぶつん!と鬼の舌が斬れる。

ゆっくりと顔を上げれば、私たちを庇うように立ち上がり、ザッ…と刀を構える善逸。



「シィィィィ…」

「善逸さん…?」

『(凄い…わかる…雰囲気がまるで違う…!!)』

「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」



ドォン!と音が鳴ったのとほぼ同時に、鬼の頸は斬られていた。



『凄い…(これが、本物の雷の呼吸…)』



んがっ!と目を覚ました善逸の足元に鬼の頚が転がれば、死んでる!と騒ぎ、何故か私が倒したことになり、もう正一くんと共に考える事をやめた。

第30話→←第28話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (366 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
942人がお気に入り
設定キーワード:鬼滅の刃 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

たくあん(プロフ) - せりりんさん» コメントありがとうございます!嬉しいです(*^ ^*)更新頑張ります!! (6月24日 18時) (レス) id: 17eabedad2 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 感動しました!炭治郎流石って感じです! (6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 凄いてんかいっすね! (6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - せりりんさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!(*^^*) (6月22日 11時) (レス) id: 17eabedad2 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 面白いです!私の推しは炭治郎と善逸なので!更新待ってますね! (6月22日 10時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たくあん | 作成日時:2019年6月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。