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ク「どうやら昔にもAさんと同じような方がいたそうなのです。」
おいおい…そんな話聞いてなかったぞ…
ク「その方は…グレートセブンの力を借りて前の世界に帰られたそうです」
『グレートセブンって石像の…』
ク「その通り!」
『っというかそれはいつの話で…?』
ク「それがですね…4000年以上前のことなのですよ」
4000年だと?古すぎでしょ…
『古すぎじゃあありません?』
流石に確証が無さすぎる…
ク「まぁまぁ…」
『一応その方法聞いてもいいですか?』
ク「ええもちろん。」
学園長は立ち上がり、本棚から古そうな分厚い本を取り出した
ク「ここに方法が書いてあります」
____満月の日にハートのドレスを見にまとい、ライオンの爪と蛇の鱗を人魚の涙で煎じて体に塗る。
毒林檎を魂の炎で炙り、それをドラゴンの角で突き刺す。
それを持ち満月の日に闇の鏡に向かい自分の世界を強く念じ、魔法は完成する。
『なんですかこれ?』
ク「いや私に聞かれてもですね…」
『まぁ…やってみる…やってみよう…かな?』
ク「あなたほんとにやる気なのですか!?」
いやそもそもあなたがこの話を持ち出したんでしょうが!!!
『先輩たちに相談してみます。』
ク「そうですか…確か昨日が満月でしたから早くても来月ですね」
なんで昨日言わなかったんだよぉ!
『そうですね…ありがとうございました。これにて失礼』
いそいそと学園長の部屋から出てオンボロ寮に向かう
『明日から…材料集めするか…?てかそんなものあるの…?』
半信半疑だかどうしても帰りたい。
やれることならなんでもする。
明日はハーツラビュルに行ってみよう。
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作者名:嫻飆 | 作成日時:2021年2月24日 9時