# ７ ページ7
*
『どんなコ？』
「…んー、一言で言ったらめちゃめちゃ可愛いコ」
『そっかぁ』
「Aちゃんくらい可愛い」
『そんなことその子に言ったら駄目だよ』
「…言わないよ、Aちゃんにしか言わない」
ふにゃりと笑った蓮くんはやっぱり可愛くて。ああ！私の弟(仮)やっぱ天使！心の中でそう叫んでしまう。嫌なことがあっても、可愛い蓮くんと話してると全て忘れた気になる。
蓮くんは一途だから、好かれる子は幸せなんだろうなぁ。世の男性すべて蓮くんのような一途さを持っていて欲しいと思う
「Aちゃんは新しい恋しないの？」
『うーん……暫くはいいかなぁ』
そんな事言いつつも、寂しいのが本音だ
けど、もう十分傷ついたんだからこれ以上、辛くて痛い思いはしたくない。
「…そっか、」
『蓮くんは私みたいになっちゃだめだよ』
最後の一口を食べた蓮くんを、頬杖をつきながら眺めてそう言うと蓮くんはごくりと飲み込んでから私の頭をポンポンと撫でてくれた。
「いいじゃん、Aちゃんには俺が居るんだし」
『ふふ、優しいね。蓮くんは』
「俺、好きな子には優しいから」
『えー？何それ。嬉しいこと言ってくれるじゃん』
「意味分かってる？」
『んん？』
「………」
少しの沈黙の後、呆れたようにため息をついた蓮くんが「ごちそうさま」と空になったお皿を持ち上げて行った。
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もこ(プロフ) - ねこさん» はじめまして！コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです…！マイペース更新ですが、よろしくお願いします＾＾ (2021年9月24日 14時) (
レス) id: 658e08c43b (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 初めまして、これからの進展が楽しみです！ (2021年9月23日 13時) (レス) @page7 id: 336371199e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこ | 作成日時：2021年9月22日 18時
