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「ふぅ〜〜…疲れた」
結構な時間パソコンに向き合ってたとしくんが、やっと顔を上げてソファに移動し、目や肩を揉んでいる。
動画の編集を担当することになって、ここ最近よく見る光景だ。
『としくん、お疲れ様。どう?もう慣れた?』
「まだ全然。A、」
『んー?』
としくんが頑張ってるため、少しでもご飯にかける時間とか減ればいいなと思って作りおきを作ってると、呼ばれた。
もう、おきまりのスタイル。膝の上で抱きしめられる。
「はぁ、…ご飯とか色々ありがと」
『んーん、いつものお礼。少しぐらい役に立てた?』
「めっちゃ役に立ってる。それにわざわざ家にまで来てくれてありがと」
『今作りおきも作ってるから、レンジで温めれば食べれるようにしとくね。ちゃんと食べてね?』
「うん。食べる。ありがと、嬉しい。……あーてつやが羨ましい」
『ん?てっちゃん?』
「だって…いつでもAのご飯食べれるし、A家にいるし、会えるし、…ねぇA俺の家に引っ越さん?」
今日は慣れない編集で疲れてるとしくんのために、虫さんから派遣されてお泊まりにきてる。だから、結構な甘々としくん。
いつものツンツンはどこに?ってぐらい言葉も雰囲気もくっつき度合いも違う。
『ふふ、としくんよくてっちゃんちに来てるからよく会ってるけどね?』
「でも違うやん、あいつらおるし、…」
『そだね、としくんツンだもんね』
「好きでそうしてるわけじゃないけど、」
『でも、としくん私のこと嫌い説流れた時はびっくりしたね?』
「そんなわけないやんな〜俺Aのことめっちゃ大切なのに。嫌いなんて、そんなん」
編集しながらお酒も飲んでたから、少し酔ってるのかもしれない。話しながらぎゅーって抱きしめてくるとしくんが可愛い。
「A〜」
『なあにとしくん』
背中に回ってた腕が解かれたから、としくんを見ると、いつぞやのりょうくんみたいにとしくんの両手が私の頰に添えられた。
「A、愛してる」
『っっっ…ちょ、もー!そのニヤニヤやめて!』
「なんか、今Aの方が年上っぽかったから、反撃したくて。りょうの思い出したからやってみた」
『今動画外じゃん!やるなら動画でしてよもったいない。視聴者さんの需要結構あると思うよ?』
「視聴者に聞かせる必要ないし。俺はAに言っただけ」
『はぁ…』
お酒×2人はとしくんの甘々が倍増するんだった。最近2人で飲んでなかったから忘れてた。もー日々浴びてる甘い2人と違うから対応に困るよ。
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向日葵(プロフ) - ありりさん» 方言難しいです(ー∀ー;)教えていただければ直しますので、もしよければお願いします!応援ありがとうございます!! (2018年8月4日 0時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
ありり - 三河弁の使い方がちょっと間違ってますよ!でも、話はおもしろいので好きです!頑張ってください! (2018年8月4日 0時) (レス) id: 1bde464241 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 深流さん» てっちゃんは可愛くがモットーです!笑応援ありがとうございます! (2018年8月1日 10時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
深流(プロフ) - てっちゃんが可愛い!続き楽しみです。 (2018年8月1日 7時) (レス) id: 44dc2a6335 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - るるさん» 嬉しいです〜!自己満なのにそう言ってもらえるととっても頑張れます(^^) (2018年8月1日 2時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおい | 作成日時:2018年7月21日 0時