Tempo Rubato ページ16
普通だ。
あれからモナは何も変わらないように見える。
少しずつ意見が皆固まって来てお金の話や現実的な話が加わっていく中でアイツだけはまだ再契約に頷かずにいた。
少し前宇宙工場に行った時スングァンが「ヒョン…ヌナのことなんですけど」と切り出した。
「おお」
SK「ヌナ、いなくなっちゃわないですよね…？」
スングァンとドギョムが泣きそうになりながら訴えかけるから作業を止めざるを得なかった。
クルリと回転椅子を回して流れるビートを止めた。
「なんでオレに言うんだよ」
SK「なんでって、自覚ないの？ヒョン。ヌナの相棒じゃん。運命共同体じゃん。同じイ氏じゃん」
それで言うとドギョムもディノもイ氏だろうがというコメントは飲み込んだ。あまりに空気にそぐわなくて。
DK「正直、僕達が行かないで一緒にいようって言ってもヌナはそうだねってならない気がする。だから皆我慢してるし…」
「我慢しなくていいだろ。言ってやれよ。」
我慢って言うけど、ミンギュはモナにベッタリだし、それがなければミョンホが隣にいる。同じ空間に98.97が大集結することが増えた。
DK「ヒョンはさ、どう思ってるの」
「…どうって？」
SK「話し合いの時もずっと黙ってたじゃん。ヌナが話す時。」
「オレはただ、アイツの人生だからアイツが幸せならどんな選択でも背中を押したいよ。」
SK「ヌナがいなくなっても…ヒョンは平気なの？」
「いなくなっても平気に見えるか？オレが」
SK「いや……その、ごめんなさい」
「怒ってないよ。平気じゃないけど、アイツの人生だから。グループにいることで笑顔でいられなくなるならそっちの方が嫌だろ。」
DK「ヒョンは…大人なんだね。」
「大人か？オレにとっちゃ"行かないで""ここにいて"ってストレートにぶつけられることの方が羨ましいよ。そういう人もいなきゃダメだろ。」
SK「ヒョン、」
「だから。思うことがあるならちゃんと伝えた方がいいよ。アイツもお前達のこと大好きだから。」
2人が出て行ったあと、重い溜息と共に背もたれに全体重をかけた。
伝えた方がいいなんてどの口が。
果たしてこれが、自分の役割だと思っているのか単に臆病になっているだけなのか。
「分かんねーな…」
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なのこ5546(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！今の展開が気になってハラハラドキドキでやばいです（笑）更新は大変だと思いますが頑張ってください応援しています！ (2023年1月4日 1時) (
レス) @page19 id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
え - aaaのTwitterつぶやきで、CRAVITYとの絡み書いて欲しいです！！できればヒョンジュンでお願いします...！ (2022年12月26日 22時) (レス) @page12 id: d3ea50ec7c (このIDを非表示/違反報告)
RIN(プロフ) - えぴこさん» 嬉しいです！こちらこそ楽しんでいただいてありがとうございます…！ (2022年12月20日 20時) (レス) id: 459ebad9a2 (このIDを非表示/違反報告)
えぴこ(プロフ) - ハルちゃんのお話すごく好きなので今回のお話すごく嬉しいです(^ ^)いつも楽しいお話ありがとうございます！ (2022年12月20日 16時) (レス) @page1 id: ccb2929b22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIN
| 作成日時：2022年12月20日 11時
