298話 ページ4
部屋の扉開けると
如月「……取り込み中でしたか、出直します」
複数の学校関係者が話し合いをしていた
如月は咄嗟に優を後ろに隠し、念の為に敬語を使い扉を閉めた
優「…?」
如月「少し待てるか?話し込んでたからよ」
優「…(コクン」
廊下で数分待っていると焦った様子で部屋から出ていく学校関係者
「ではまた明日報告させてもらいます!!失礼しました!!」
小走りで去っていく
姿が見えなくなると如月は理事長室の扉を開けた
如月「もう入っても?」
學峯「構いませんよ」
如月は優の手を引いて部屋に入った
優はソファに座るよう促される
學峯もまた優の隣に座った
學峯「優、正直に教えてくれますか?体育の後、1人で片付けをしていたのは本当ですか?」
優「……っ」
學峯「該当生徒を罰するために聞いているのではありません、今後同じことが起きないようにするために知りたいのです」
優は自分が言ったことを誰にも言わないでと約束すると話し始めた
優「あの、ね……皆、疲れて、るから、片付、けは、1人で、て…。今日、は…ちょ、と…大変、だ、た……」
學峯「なるほど、熱中症で倒れたのは長時間動いたからですね…帽子をしていなかったと報告を受けましたが、それはどうしてですか?」
優「……せん、せ…ダメ、て……」
なんと、帽子をせずに外に出ていたのは体育教師からの指導があったためだと判明する
學峯は分かりましたとソファから立ち上がった
そして、仕事が終わるまでの間、優に隣の和室で休むよう指示した
優が和室で寝たのを確認すると
學峯「…如月先生から指導しますか?私が"直接"指導しましょうか?」
と、内線片手にそう尋ねた
如月(ゲッ……珍しくキレてる…)
如月「体育教師呼んでくれたら俺がめちゃくちゃに指導しといてやるからよ!!學峯は優のために早く仕事終わらせてやりなよ!!」
如月は自分が体育教師を指導すると名乗り、体育教師が精神的、肉体的に壊れることを阻止した
學峯は内線で体育教師を呼び出し、理事長室の2つ隣の部屋に来るよう指示した
そこには如月が待ち構えており、二度と同じ過ちを起こさないように、倒れない程度に口で攻撃し続けた
僅か15分で教師はフラフラになりながら部屋を出た
如月はどこかスッキリしたのか笑顔で理事長室に戻った
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朔良(プロフ) - 更新ありがとうございます!レオンさんの作品好きなので嬉しいです!続き楽しみにしています✨ (3月25日 19時) (レス) id: 1241cd7bca (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - 更新待ってます!! (3月13日 20時) (レス) id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
nikonikomizuka(プロフ) - 続きお願いします!! (3月4日 23時) (レス) @page15 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
レオン三世(プロフ) - 月歌兎さん» 連絡ありがとうございます!!!!!新しく作品は書いてないです!(めちゃくちゃノロマ亀です)!似てる作品は沢山あると思うのでしょーがない!と思っていただけたらと思います!! (1月23日 21時) (レス) id: 4dd7233d77 (このIDを非表示/違反報告)
月歌兎(プロフ) - AYANEさんという方の理事長の娘という作品です。タイトルも似ていて設定等も全く一緒ってわけではないですが疑問に思ってしまったのでコメントさせて頂きました。 (1月15日 0時) (レス) id: 6f7c05232e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レオン | 作成日時:2020年7月1日 0時