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う「お湯たまったー、Aちゃんから入って」
『あっ…いいんですか？』
う「いいよ、女の子だし」
『ふふ、ありがと』
不良ってこんな優しいんだぁなんて今日一日で何度思ったことか。
わたるの言葉に甘えて、お風呂に入ろう。そう思ったとき、重大なことに気づいてしまった。
『…着替え…買ってない』
う「貸そうか？」
『いいですか？』
おぅ、と男らしい返事を返してきたのとは裏腹に真っ赤な顔はすっごく可愛くて。
部屋へと歩いていく彼の後ろについていった。
う「これが一番小さいけど、いけそう？」
『あ、はい。大丈夫そうです』
黒い無地のパーカー。
わたるが持っている中で一番小さいのだそう。もともとわたる自体が小柄だからか、意外とちゃんと着れそうな服にこっちが驚いてしまう。
お礼を行ってからお風呂場へと行くと、自分の家とは全然違うシャンプーのに匂いやらボディソープの匂いやらが広がっていた。
身体と髪の毛を洗って、お湯に浸かると、冬で冷えきった身体を心から温められる。
ほわほわぁってなって、考え事もすっ飛んでいった。
気づいたらのぼせてしまいそうなほど使っていて、慌てて上がると、ひやぁと冬ならではの寒さが私の体を冷やした。
今だけは、この冬の寒さがありがたい。
タオルで拭いて、彼から借りた服を身にまとうと、ぴったりだと思った服は意外と大きくて、長さは太ももほどある。袖も萌え袖を通り越してタレ袖になってるし。
なんだか妙に恥ずかしくて、ゆっくりとリビングへと続く扉を開けた。
さ「え、可愛すぎやろ！！…てか、うらさんの服でも彼シャツになるんやなぁ」
う「どーゆーことだよ、坂田。」
し「そんなことより脚やばい。舐めたい」
『ちょっと志麻さんに関しては、聞かなかったことにしておきますね』
う「俺次入ってくる」
逃げるようにお風呂に行ったわたる。
可愛すぎかよ！って突っ込んであげたいけど、怒られそうだからやめておく。
不良怒らせたら何されるか分かんないからね
し「もしもーし、あ、うん。今変わるわ」
誰に変わるんだろう、なんて思ってたら差し出されたのは、私にで。
スマホの画面を見ると「センラ」と映し出されている。
ドキドキと早くなっていく心拍数を押し殺して、スマホを耳に当てた。
セ「うらたんの服着てるん見た。めっちゃ可愛い。…次は、センラの着てな」
言い表せないほどの嬉しさで、私はその場でしゃがみこんだ
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タシア松(プロフ) - 紫苑さん» こちらにもコメントしていただいてホントに感謝しかないです、、。ゆっくり更新ですが、これからもよろしくお願いします (2021年10月26日 6時) (
レス) id: 63758ca099 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - ドソキでツボっちゃいましたWとても面白かったです！これからも面白い作品待ってます！ (2021年10月26日 1時) (携帯から) (レス) id: d13b409c87 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - ちょこまみれさん» ありがとうございます！ (2021年1月24日 13時) (レス) id: 2434cd9a85 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこまみれ(プロフ) - 素敵です (2021年1月24日 13時) (レス) id: 53f0e78d36 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - さとうさんさん» ハラハラできるようにかけていたなら良かったです…。少し自信がなかったので、。嬉しい褒め言葉本当にありがとうございます！これからも日々成長していけるよう頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2020年3月29日 12時) (レス) id: 73485a3048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タシア松 | 作成日時：2019年12月21日 19時
