センラ:一息 ページ7
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会社で、渡されるバレンタインチョコ。
大方、面倒やって思いながら準備しとるんやろうし、別に準備しやんでもええのに。
当日は邪魔になるやろうから、ってなんでか知らんけど前日に配られた。
まあ、明日ライブで会社休むけど、別にいらんからどっちでもええのに。
「あ、あの、センラさん。」
「はい?」
考えとったこと表情に出さんように微笑んで振り返る。
…入社が俺より1年早い、名前なんやったっけ。前に自己紹介されたけどほとんど話さんから覚えてない。
「これ、どうぞ。」
「あぁ、どうも。」
手渡されるチョコを受け取ってそのままカバンに入れる。…カバンから出すん忘れんようにしやんと。
「最近、お疲れみたいですけど大丈夫ですか?」
「そう見えます?気をつけますわ。」
会話を続けたそうにしとるん気付かんふりしてパソコンを立ち上げる。
悪いけど、興味もないし、大事な人、おるんよね。
「あ、あの…。」
「はい?すみませんけど、仕事まだ残っとるんで後でもええです?」
「あ、いえ、大丈夫、です…。」
そそくさと自分の席に戻るのを確認して、パソコンに向かい合う。
明日のライブの最終確認もしたいし、さっさと仕事終わらせて帰ろ。
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蒼(プロフ) - ラピさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると嬉しいです!ぜひ好みの方と結婚してください (2020年2月15日 17時) (レス) id: 3d4b7a17af (このIDを非表示/違反報告)
ラピ - ぬああああああああああ!!全部好みです付き合ってくだs(((殴じゃあ結婚してくだs(((殴 (2020年2月15日 13時) (レス) id: ff84c9d995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼 | 作成日時:2020年2月14日 21時