佐久間さんちは今日も幸せ11 (ページ14)

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＊少クラページ14

大「おはようございまーす！」

Jr「佐久間くん、おはようございます！！」

Jr「おはようございます！」

大「にゃっす！今日はよろしくねぇ〜」

Jr「はいっ！よろしくお願いします！」

今日も元気いっぱいにスタジオに入っていくと、既にリハーサルを終えていた後輩たちが次々と駆け寄って挨拶をしてきた。

毎週都内某テレビ局で行われるこの公開収録では、出演者全員がうちの事務所所属のタレントだ。

よほどの新入りさんじゃない限りは顔見知りだし、身内同士の和やかな雰囲気で行われて、観覧のお客さんも出演者もみんな楽しんでやっている。

仲の良いジュニアと軽く立ち話をして楽屋に入ろうとすると、近くにいた浮所が小走りで近づいてきた。

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浮「佐久間くん、お疲れ様です！」

大「おー、飛貴久しぶり〜」

浮「最近ずっと忙しそうですね。番組で会うのも久々じゃないですか？」

大「まぁね。飛貴もドラマにバラエティに忙しそうじゃん。美少年のツアーもあるんだろ？」

浮「いえいえ、ブラゴ兄さんほどじゃないですよ〜。でもいずれは佐久間くんみたいに幅広い分野でお仕事が出来たら嬉しいです！」

大「そんなゴマ擦っても何にも出ねーぞ(笑)」

浮「えー、本気ですってば！」

わざとらしく口を尖らせる後輩に、笑いながら指先でデコピンしてやった。

浮所は事務所の後輩というだけじゃなく、亮平が教員として勤めている大学に通っているーーという不思議な繋がりもあるのだ。

過去にはまぁ、いろいろあったんだけど、今ではわりと仲の良い後輩の1人になっていた。