検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,389 hit

鳴かぬなら踊りまくれ、ドンブリ。 ページ32

『…ぁおおお〜んっ!』


僕は声を振り絞って叫んだ…でも、そこはとっても広くて大きな空間。端のほうは真っ暗で見えないくらい広い場所。
タマさんたちに届いたかなぁ?僕のお歌。
《大好き〜!!》ってお気持ち、た〜くさん込めたの。

……んと。朝から発声練習したんだけどな〜。



すると、タマさんは階段をふわふわぴょんぴょん駆け降りてきた。
タマさんの走り方可愛いんだよー?なんだかお肩が上がってて、バネが足の底にあるみたい。
ニカさんはその反対側から長い足でピューって走って来た!

『聞こえた〜っ!ドンブリすごい!!1番端までマイクなしでも聞こえたよ〜ん。』
『会場にいっぱい人が入っても聞こえそうだわ。』


さっきクラタさんに《会場の奥へ行ってみて下さい》って言われた時は、行きたくないとかめんどいとかブツブツ呟いてたのに…帰ってきたらお2人ともご機嫌です。
でもお歌届いて嬉しいっ。

『んふふ〜っ。ミヤっちとドンブリの共演かぁ。蔵田さん、絶対DVDコピー下さいね〜。』
『ハイ。今日は予約限定販売の円盤用カメラ入りますから。画像も綺麗なんですよ!あ、玉森さんたち用のは、特別に僕が編集しちゃおっかな〜。』
『た〜のしみ〜っ!』


あ、またまたまたどうも、ドンブリです。

今から宮田さんがお声のお仕事してるあにめのらいぶがあるんです。
なんやかんや色々はぷにんぐが目白押しだったけど、やっとここまで辿り着きました〜。らいぶってやる前も大変なことたくさんあるんだね〜?
毎回こんなはぷにんぐだらけだから、みなさん急な変更にもシュシュって対応できるのかしら。


ん?何のことって??
……実は〜、僕も出演することになったんで〜す!
んふふふふ〜っ。

ミヤタさんがね、最初のアオリする時に僕も一緒に出ていいかなぁって言ってくれたの。
電車のお時間がまだ遅れてるから、思っていたより長くお時間を埋めなきゃなの。
ぴんくさん改めハッタさんもマエセツに出てくれるってなったからお2人でもいいんだけど、ほんとのわんこが出てきたらお子様たちも楽しくなるし、他の出演者のファンの方もびっくりするし、話題にもなるって。

踊るだけでいいって言われたんだけど〜、僕が発声練習してたから歌えるんじゃないかってタマさんがお話したんで、なんとお歌も歌っちゃいま〜す。



『ドンブリがステージデビューか。アイドル犬まっしぐらだな。マネージャーはみんなで代わりばんこにやるとして〜。今回の出演料は…。』

2→←31



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:宮玉 , 玉宮
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みあん | 作成日時:2022年8月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。