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『タマ?…マジ邪魔なんだけど。何やってんの?』
『俊くんの仕事を邪魔したくないし、でも見たいし…みたいにゃ?ぷぷ…くくっ…っ。』

ほら、ガヤさんが呆れてます。お隣でお肉炙ってるヨコオさんはますくの中で笑いを堪えるのに必死みたい。

『シィッ!……いや、その。ど、ドンブリ連れてるから食堂にいるのバレちゃダメかなってだけ!…はい、控え室に帰りまーす…。』

そっとしゃがみ歩きで廊下へ出ようとしたタマさんをヨコオさんが呼び止める。

『あ、コレ持ってってにゃ。まかない〜。ドンブリにはお肉。ひと仕事したからお腹空いてるだろ。』

お腹空いてる〜〜っ!!
やった〜!お肉キターッ!


ねぇ、タマさんもお腹空いてるよね?
おっきなお弁当箱を受け取り入口へ普通に立ち上がって歩き出すタマさんは後ろ髪を引かれてるけど。


らいぶまではあと4時間?
変更したぷろぐらむの確認とか、まだりはが残ってるんですって。
さっきステージから落ちそうになったって言ってたし…。
お邪魔したくない、でも心配なんだよね?


……ん??ミヤタさんのお隣にまたもや距離感の近い方が駆け寄りました。

『…宮田くん、聞いて〜!駿河さん、観に来るらしい!!』

あ、抱きついた。幼いお顔の男の方。なんとも仕草がお可愛らしいです。

『スゴい!憧れの駿河さん?良かったじゃ〜ん!』
『ありがたいけどプレッシャーがスゴいっての。触ってみ?心臓ばくばくっ!!』

おおうっ!興奮しながらミヤタさんのお手手を掴んでご自分のお胸に当ててます。

…………タマさんは見てないといいなぁって思ったのに〜、ばっちり見てるぅぅ!


チベットスナギツネさん再び降臨です。


『…えーと。タマ、単なる男子の戯れだ。気にすんなって。』
『男女関係なくあんな距離感の人いるじょ。』

ガヤさんとヨコオさんもちょっと気まずそう。


あの方の距離感がおかしなだけですって!さっきのクラタさんと同じです。


……ただ、まぁ、その、ミヤタさんに思わず近寄りたくなる気持ち良さがあるのは犬でも分かるよ?
ご本人はどう思っているかはともかくとして。
人当たり良くてお話しやすいし、いるだけでその場の雰囲気柔らかくするお力はひとくふう荘でも随一だもの。
うん、仕方ない。きっと喜ばしいことだよね?ね?


『……ご飯ありがと。じゃ、俺控え室で控えてるから。』
『控えてなくてもいいわよ?ぎょ飯終わったらドンブリとステージ裏ツアーなんでしょ?』
『あ、忘れてた。』

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作者名:みあん | 作成日時:2022年8月6日 0時

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