もっと早く ♯2-シルク- ページ14
女「「「「 きゃぁぁぁああ！！！ 」」」」
結衣『！？！？』
廊下から聞こえた彼女達の悲鳴に慌てて教室を飛び出してみると、そこには全身ずぶ濡れで床に倒れ込む彼女達の姿。
シ「汚ねぇから掃除してやるよ。」
女1「ちょ、何言って
シ「おい、汚物が喋んじゃねぇよ！！」
女1「きゃぁあ、止めて！！冷たッ…
シ「だ〜か〜ら〜、うるせぇって言ってんだよ！！」
女3「ちょ、シルク笑えねぇって
シ「笑うんじゃねぇよ、ほら…コレで綺麗にしてやっからよ！！」
するとシルクはロッカーを開き、粉末クレンザーを彼女達に撒き散らした。
女4「ちょ、げほげほッ…
シ「あぁ…悪い、ブラシで洗わねぇと落ちねぇか。」
女4「う、嘘でしょ？そ…れ…
シ「男子便のでもいっか…」
女4「き、きゃぁあ〜！！！」
女2「行こ、帰ろッ…
女3「最悪だ…」
シ「最悪？お前等のがよっぽど最悪だろ。」
女3「あ、あれは結衣が悪
シ「あ？何…まだ言う？」
女1「てゆーか私達は汚くな
シ「結衣に汚ねぇだなんだ言うお前等の心のがよっぽど汚ねぇんだよ、バーカッ！！」
女4「ッ、もう良いよッ…帰ろ？」
女1「ッ…」
シ「おい。」
女「「「「 ビクッ 」」」」
シ「次結衣に手出してみろ…お前等全員またクレンザーで洗ってやるから。あ、今度はワックス掛けまでやってやろうか？」
女「「「「 ッ、に…二度としません！！ 」」」」
そう言って彼女達は足早に学校を去って行った。
気怠そうに濡れた廊下を拭く彼の元に恐る恐る歩み寄ろうとした時…
シ「お前さ？」
結衣『ッ…』
シ「我慢し過ぎ。」
結衣『………』
シ「…ッ、あのな！？」
何も言えずにいる私に少し苛立った様子で雑巾を流しに投げやり私の元に駆け寄って来た。
私は思わず身体を強張らせ瞼を閉じた時、ふわりと暖かな温もりに包まれた。
結衣『シ、シル
シ「俺がもっと早く気付けてれば…」
そう言って私を強く抱き締めてくれた。
私は溢れ出す涙を止める事が出来なかった。
シルクはそんな私を日が暮れるまで宥めてくれた。
イジメは、その人の人生そのものを変えてしまう。
イジメが原因でこの世を去ってしまう人が後を絶たない。
でもよく考えて下さい。
あなたの死に、本当に意味はありますか？
死後…生きたいと願い続けこの世を去ってしまった人に、貴方はなんて言いますか？
命あるもの、最期まで全うして下さい。
そして今一度、自分の行動を見直して下さい。
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美夢(プロフ) - 全部読み返してきました(´・ω・`)ニヤニヤが止まらずです (2019年7月27日 9時) (
レス) id: 70c1150dfd (このIDを非表示/違反報告)
カオル - １から読んでいたら、気づいたら６までいっていました。何度キュンとしたことか。企画の全員のものなどニヤケてしまいました(*´ω｀*) (2019年1月18日 3時) (レス) id: d8ce782270 (このIDを非表示/違反報告)
来響 - わーヤバイニヤケてしまう笑 (2019年1月8日 16時) (レス) id: 46c572a747 (このIDを非表示/違反報告)
鳥獣先輩(プロフ) - とても感動しました (2018年11月17日 18時) (レス) id: 73a4e43239 (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - おはよんよん♪ありがとぉ 嬉泣 マサイの優しさに本当に胸がキュンキュンしたよ♪本当に忙しい中書いてくれて有り難う！ワガママ聞いてくれてありがとう！ (2018年10月25日 6時) (レス) id: c0d11f604d (このIDを非表示/違反報告)
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