15 誕生日 ページ15
シス部からパソコンのＩＤを貰いパスワードを設定する段になって、また櫻井さんが口を開く。
「パスワード、俺の誕生日にする？
ちなみに０１２５なんだけど」
「ハ？」
あ、ヤバイ。
思いっきり声が低くなっちゃったよ。
「ふはっ！ 思いっきり睨まれた(笑)」
私の反応に櫻井さんが大袈裟に笑い出す。何がそんなに面白いのか知らないけれど。
櫻井さんが爆笑した事で、フロア中の視線がここに集まってしまった。
なんていうか、ちょっと傍迷惑。
「睨んではないですよ。
ありえないと思っただけで」
「うわ、きっつー！(笑)」
だから、そのバカ笑いをやめて欲しいんですけど。
「もう、なんなんですか？
別に睨んでもいないし、つらく当たってるつもりもありません。
昨日仕事のチェックもしてもらいましたし、感謝はしてますよ？」
「感謝『は』って事は他に引っ掛かってる事があるって事？(笑)」
「そういうの、揚げ足取りって言うんですよ」
事実ではあるけど、そんなの言う必要無い。
っていうか、さっきから視線が痛いんですけど。
女の子の視線は勿論、課内の男性陣も私達のやり取りを気にしてるっぽい。
櫻井さんて、課内でも注目されてるひとなんだなと分かる。
もう、本当に傍迷惑。
「とりあえず、早いとこパソコンを使えるようにしたいのでお話は後でもいいですか」
「ああ、はいはい。俺お邪魔って事ね(笑)
じゃあ、昼に話そ。一緒にメシ食おうよ」
「・・・」
昨夜のメール、社交辞令じゃなかったの。
そんなの、出来ればっていうか、絶対遠慮したいんですけど。
「櫻井さんと二人でご飯なんてしてたら、社内中の女の子に睨まれそうなんで嫌ですね」
「ふはっ！ばっさり切られたー！(笑)
っていうか、そんなのねーし(笑)」
「それは無自覚ってものです」
「じゃ、松本も一緒なら？」
この人、本当に知らないんだろうか？
知っててからかってるんじゃないの？
自分の名前が出たせいか、ずっと誰かと電話をしている松本さんも私達をチラッと見た。
「松本さんも同じくです。双璧って呼ばれてますよ。
もう、私別に櫻井さんの事嫌いでも苦手でもないですからそんなに気にしないでください。
もうすぐ始業なので私のパソコン立ち上げさせて下さいよ」
「あー、はいはい。そういやお邪魔だったね(笑)
パスワードは適当に数字と英文字を合わせたものにした。
０１２５になんてするわけない。大体、４桁じゃ足りないし。
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とも(プロフ) - こんにちは。赤い眼の真相？とっても気になります。ってか続きがめちゃくちゃ読みたいです( ^_^ ;) (2020年1月25日 13時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
seiran(プロフ) - みやさん» みやさん、こんにちは。大変お待たせしましたm(__)mたったの１話ですが更新いたしました。この後はもう少し更新頻度は上がるかも。お時間ある時にお付き合いいただけたら嬉しいです(^^) (2018年5月12日 13時) (レス) id: 97bddcb896 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 待ってます (2018年4月14日 10時) (レス) id: 31283dda21 (このIDを非表示/違反報告)
seiran(プロフ) - みぃこさん» みぃこさん、こんばんは(^^)先程、すくない話数ですが更新してきました！もう少しコンスタントに進めるのが理想なんですけど、なかなか時間が取れません（T_T） (2018年2月26日 23時) (レス) id: 97bddcb896 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - おはようございます☆これからの更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年2月14日 9時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青藍
作成日時：2018年1月10日 23時
