47 ページ47
「お前のために歌う?」
って私!?!?
瑚太郎「…昨日、怒っちゃっただろ?」
あ、お詫び…か
期待しちゃったじゃんか…
「…ありがとう、楽しみにしてる」
瑚太郎「…俺、」
「なに?」
瑚太郎「…涼音が唯衣に取られちゃうかもって…」
「前にも言ったじゃん、誰のものにもならないって」
だって私は瑚太郎の事が…
瑚太郎「それじゃあ涼音が可哀想だよ?」
「…まぁ、うん?」
瑚太郎「だから、涼音は俺のものになってよ」
「…え?」
瑚太郎「俺、涼音といるの楽しいよ」
そ、それは私も…
瑚太郎「だから、この歌は涼音に聞いて欲しい」
――♬
…ラブソングだ
君が好きだって…
何度も何度も繰り返して
瑚太郎「…どう?」
「…瑚太郎、これって」
瑚太郎「…涼音が、好きだから」
こんな時まで表情を変えないこの人
だけれど、好き
「…私も」
瑚太郎「…」
なんか言ってぇ!
このままじゃ恥ずかしいよ!
どうしたら…
瑚太郎「…もっと、ラブソングかける気がする」
「…書いて、もっと聞きたいよ」
瑚太郎「…俺、涼音の事しか書けないけどね?」
「…///!!!!!」
「ば、ばか!!!」
63人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんりん - とても面白かったデス! (2021年5月3日 22時) (レス) id: 2410859d7e (このIDを非表示/違反報告)
満月 - コメント失礼します。すごくおもしろいです!できれば続きが読みたい!です! (2020年8月22日 22時) (レス) id: 23b0a2d9ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セピ | 作成日時:2020年5月3日 1時