13話 ページ13
GWも後半に差し掛かる。
プールは明後日で、私はそれまで何も予定がない
「暇やあぁぁぁぁあ!」
暇すぎて枯れそうです。
梨花ちゃんは他にも友達がいるだろうし…
テレビも見るものがない…
涼音母「涼音〜あんた暇ならおつかい行ってきてちょうだいよ〜」
「分かった〜」
涼音母「お紅茶買って来てちょうだいよ」
「はーい、行ってきまーす」
私は白のオフショルの服に着替えて
リップだけ塗って外を出た
「今日、暑いなぁ」
日がジリジリと当たる夏のはじまりの道を通る
私はスーパーで紅茶を買って外に出た。
「ふんふんふーん」
鼻歌を歌いながら家に帰る
公園を通ると、ふと成瀬くんを思い出す。
よくここで弾いてるのかな…この前聞けばよかった
なんて思いながら公園に入ってみた
――♪♪
聞こえた。
この前と同じ、日陰にあるベンチに座って
1人でギターを弾いていた。
「成瀬くん」
成瀬くんは振り返るとビックリしたような表情で
瑚太郎「え、西園寺さん?!」
いつもおすまし顔の成瀬くんのビックリした顔は
割と新鮮な気がした。
「今日も弾いてるのー?」
瑚太郎「うん、あ!!でも今日は弾き語りしてたんだ」
「そういえば成瀬くんボーカルになりたいんだっけ」
成瀬くんがギターを弾きながら歌うとか、
絶対かっこいいじゃん
「聞かせてよ」
私は成瀬くんの隣に座った
瑚太郎「下手でも笑わないでよ笑」
「笑わないよ(笑)」
私の顔をちらっと覗いて、成瀬くんは歌った。
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りんりん - とても面白かったデス! (2021年5月3日 22時) (レス) id: 2410859d7e (このIDを非表示/違反報告)
満月 - コメント失礼します。すごくおもしろいです!できれば続きが読みたい!です! (2020年8月22日 22時) (レス) id: 23b0a2d9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2020年5月3日 1時