巴日和と付き合ってみた。 (ページ7)

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バタンッ

日和「雛ちゃん！早く早くっ、乗って乗って♪」

『はいはい～…ってあれ、日和くん運転してくれるの？』

日和「勿論♪ジュンくんを運転手にするのも悪くはないけど、
久し振りに取れた2人の時間を邪魔されたくないしね。今日はぼくが運転してあげるね」

『日和くん、運転できたんだ…』

日和「あぁっ！ちょっと今馬鹿にしたね…？心外だなぁ～。
どこかの坊ちゃん(英智)と違って、何でも召使いに任せきりの人間ではないからね。
このぼくに任せておけば、運転なんてへでもないね。」

う～ん…ちょっと心配だけど、でも自信満々の顔をしている。
しばらく運転している日和くんを助手席から見ていたけど、
意外と落ち着いていて安全運転…

日和『はあ、喉渇いてきちゃったな…飲み物ほしいな～…』

赤信号で止まると明らかになにか企んでいる様子…
ニコニコしながらじっーーーと見つめてくる日和くん。

『はいっ、どうぞっ』

ペットボトルを日和くんに渡そうとするも、受け取る気ゼロ。

日和「飲ませて」

『えっ…？いや、もうすぐ青になったらどうするの』

日和「ここの信号長いから大丈夫っ♪ほら、早くして？雛ちゃん」

『どうやって飲ませろっていうの！』

日和「もちろん口移ししかないね！」

日和くんはにんまりして楽しそうに笑みを浮かべる。
これはやるまで駄々こねるやつだ…

『うまくできないよ…？』

日和「うんうん、ぼくがフォローするから安心するといいね。」

口に水を含むと日和くんはそっと私の頭に手を添えて引き寄せた。
顔が凄い近くてなんだかとても恥ずかしくなった。

『んっ…』

日和「…ん」

日和くんの水を飲む音が聞こえる。
唇が離れたかと思うともう一度キスをしてにこっと笑う。

日和「ありがとう♪雛ちゃんお顔真っ赤にしちゃって…可愛いね。」

『信号青だよ！発進してっ』

日和「はいは～い♪」