巴日和と付き合ってみた。 (ページ17)

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美容師「すっごくお似合いですよ～！これは彼氏さんもキュンキュン間違えなしです♡」

『へへ、そうかなぁ…凄く可愛くしてもらって嬉しいです！ありがとうございました！』

久し振りに着た浴衣。せっかくだから髪型もオシャレにしたい！と思って、美容師さんに浴衣に似合う髪型をお願いした。さすが、プロですね……これで日和くんも少しは喜んでくれるかな？

ちょっと早めに待ち合わせ場所の公園に着いた。
もしかして、張り切り過ぎちゃった…？ま、いっか。

"仕事終わるのが7時頃になるかも。"

日和くん仕事押してるのか…忙しそうだ。
このまま公園で待ってるのもあれだし、りんご飴食べたいな～♪

階段を降りると、左右に屋台がずらり。奥まで並んでいる。
カップル、家族連れ…様々な人が行き交う。

『すみません、りんご飴１つください！』

屋台の主「まいど！500円ね！…っと随分かわいい子がきたなぁ、かわいさ割引で200円にしちゃう！」

『え！そんなの悪いです、ちゃんと払います！はい、500円！』

屋台の主「律儀なお嬢ちゃんだねぇ！今日は彼氏と来てるんだろぉ？ほれ、おまけで2つやろう！彼氏と仲良く食べな！」

にこっと笑って、大きなりんご飴を2つくれた。
なんて、気前の良い人なの…！

『ありがとうございます！』

屋台の主「楽しんできな～♪」

そう言って手を振ってくれた。
今日は良い人との出会いが多いなぁ…美容師さんも髪飾りまでプレゼントしてくれたし。

早く…会いたいなぁ。
日和くん…。

でも、彼はお仕事中だしワガママは言えないよね！
まだ時間あるなぁ…

その時、肩をポンポンと叩かれた。

日和くん、予定よりも早かった！