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私は再び座り直した。
「……これ以上は、自己嫌悪になってしまいそうで、嫌なんです。」
脈絡もなく話し出した私の目を、拓哉さんはじっと見つめる。
「拓哉さんがQuizKnockが大好きなことも、動画やコメ欄を見ながら笑っているのも、拓哉さんが楽しそうで大好きです。……けど、最近、たまにですよ?たまにですけど、拓哉さんを独り占めしたい気持ちにかられることがあって、それで……。」
拓哉さんは数秒ぽかんとして、ふっと笑った。
くそう。素敵なんだその仕草も、全部。
「「名前」が望むなら、独り占めされてもいいよ。」
「〜〜っ!拓哉さんのいじわる!」
彼がそう言って本当はすごく嬉しがってるのを分かってるから尚更腹が立ってしまう。
「もういいです。」
そう言って立ち上がろうとしたけれど、次の瞬間には拓哉さんの腕の中にいた。
「ごめん。……Aが独り占めしたいって思ってくれて嬉しいよ。ずっとは無理でも、Aが好きなだけ独り占めして。だって……その間は、俺もAを独り占めできるでしょ?」
最後の一言は耳元で囁くように言われた。
私は恥ずかしくなって手で顔を覆う。
「ふふ、耳が赤いよ。ほら、独り占めするんでしょ?沢山遊ぼ。」
そう言って私と拓哉さんは寝室に向かった。
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辰海恋歌(プロフ) - あすさん» 早速読んでいただきありがとうございます。この後どうなるかも一応考えてはいますが、次回の短編集のテーマとは少し合わないと思うのですぐに公開、という訳ではありませんが、必ずあす様の目に留まる形に致しますのでしばらくお待ちください。よろしくお願いします。 (2021年11月5日 0時) (レス) id: e014f887e2 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - 辰海恋歌さん» 早速続き拝見しました!fkrさんが詰め寄る感じいいですね!続編?半年後fkrさんとどうなっているのか気になります! (2021年11月4日 22時) (レス) id: 14b7e1c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
辰海恋歌(プロフ) - あすさん» こんばんは!そういって頂けてとても嬉しいです!最後まで気に入って頂けますと幸いです。 (2021年11月4日 20時) (レス) id: e014f887e2 (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - こんばんは!結ばれる悲劇、終わらない悲劇を読んで切なくもありますがとても気に入りました!続きが気になります… (2021年11月3日 22時) (レス) id: 14b7e1c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
辰海恋歌(プロフ) - あすさん» いえいえ!気に入っていただけて良かったです!! (2021年7月17日 23時) (レス) id: e014f887e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:辰海恋歌 | 作成日時:2021年5月19日 16時