マーリンさんが、助けてあげよう (ページ4)

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王の話が二つページ4

『さて、マイロード。
君を助けてほしい、というのはどういう事だい？
良ければ、私に教えてくれないかな』

審「…あ、ああ。
俺は、審神者という仕事をしていて、」

…ふむふむ。まぁ、要約すると、

・審神者とは、刀に宿った付喪神を顕現し過去を守る仕事
・マイロードもこの仕事に就き、二年程頑張っていた
・ある日見習いが来て、しばらくするとその見習いにある事ない事言われて付喪神たちが見習いの味方になっていた
・そのため、今自分の味方が居らず、むしゃくしゃして鍛刀した結果、私が来たと。←今ここ

『……ふむ、なるほど』

審神者ってことは、これ刀剣乱舞か。
はは、面白いね。刀剣乱舞の世界にマーリン(私)がいるのか。
クロスオーバーってやつかな。

『だがね、マイロード。助けてほしいと言われても、具体的にどうすれば良いんだい？
その見習い？だったかな。その人を永遠の眠りにつかせれば良いのかい？
それとも、付喪神たちに味方になってほしいの？
または、見習いを追い出したいのかな？』

審「…っで、出来るのならば、見習いを追い出したい！
また、元の本丸に戻りたい！皆と仲良く過ごしたいんだ…」

ふぅむ。そうか。

『…ならば、私だけでは無理だね』

審「えッ」

『マイロード。私を召喚した時のように、もう一度その鍛刀をしてごらん。
なーに、失敗はしないとも。

なにせ、このマーリンさんがついているんだからね』

審「…って、ことは、マーリン……」

『ああ！君のことを、助けてあげよう！
…だから、泣きそうな顔をしないでおくれ、マイロード』

きっと君は、笑顔の方が似合うからね。