マーリンさんが、助けてあげよう

王の話が一つ ページ3

マーリンside


やぁ、みんな。

マーリンさんに成り代わってしまったお兄さんだよ。
驚いたな、事.故にあったと思ったら目の前に人が居るし、口は勝手にマーリンのセリフを言っているんだもの。
ほら、今だってマーリンの話し方になってるだろう？
まぁ、私の場合元々このような話し方だったけどね。

目の前には驚いているマイロード、だろう男性。
部屋をくるりと見る限り、ここは和室だ。

と言うことは、私は聖杯戦.争に呼ばれたのかな？


審「……ま、マー、リン…？」


『いかにも！私がマーリンさんだ。
君が、私のマスターくんだね？』


そう聞けば、こくこくと無言で首を縦に振る彼。


審「…っ、あ、あの、マーリン！」


『ん？何だい、マイロード』


審「お、俺を、…


　


　

＿＿＿俺を、助けて欲しいッ！」



…おーっと。

これはちょっと、訳ありの所に呼ばれたようだね。

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