出会いと始まり。2話 ページ2
ここからは灰色の髪の女の子がsideです→→
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「……は？」
現実というものは、一瞬。その一瞬は怖いものだと、今の出来事に私は思う。
まず、入学できたこと。ここの門を潜ることが出来たこと。
次に空から女の子が降ってきたこと。
最後に。その女の子がNightmareの春姫ちゃんのような人だったこと。
凄いなと本当に思う。
幸運？とでも言うのだろうか。
「えっ？ 人違いでしたらすみません。」
先程、私の聞いた質問に女の子は「？」を浮かべていた。
女の子？は、ネクタイの色が青なので、きっと先輩なのだろうが、心の中の呼び方だし、気にしなくていいだろう。
「…だけど何か？」
「ほら当たった！！」「言わんこっちゃない！！」と女の子…春姫ちゃんの返答に心の中で突っ込みを入れる。
「わ、私……春姫ちゃんのふぁんでして…っ！」
「やべ。」
春姫ちゃんとわかってから、胸が高鳴る。
憧れのNightmareに会えた。
それがどんな出会いだったとしてもいい。会えたことが物凄く嬉しい。
私はこの世にいるアイドルオタクさんみたいに自己紹介をしようと思った。
これから共に学ぶんだ。自己紹介は大切だろうと思いつつ。
それで私は声を発した。
だが、春姫ちゃんとタイミング良く被ってしまった。
春姫ちゃんは後者の方向を向いており、何処か遠くを見ているような視線だった。
何だろうと思っては、「どうしました？」と声を掛ける。
春姫ちゃんはその質問に返答せずに、私の上から立ち上がっては言葉を発した。
「ちょっと通路に避けとけ、被害食うぞ、」
春姫ちゃんは私にそう告げてから、校舎とは別の方向に走って行ってしまった。
「被害？」と呟いては校舎を見る。
「何もなくない？」と思ったのもつかの間、「舞華〜〜〜！！」や「奇行種〜！！」などと声を上げながら男子生徒が走ってくる。
驚いては慌てて避ける。
男子生徒たちは、ゆっくりとスピードを落とし、止まり。「あんな奴、捕まえられるわけねぇじゃねぇかよ！！」「バカ娘！！」などと声を上げていた。
ステージ上の春姫ちゃんと此処の春姫ちゃんは少々違うな。と思ったがその時はあまり深く考えなかった。
とても嵐のような出来事でした。
これから楽しい3年間が始まる。
それと同時に悲しい3年間が始まる。
このお話は、私みたいな数少ない女の子達の、笑いや悲しみが詰まったシリーズの開幕のお話です。
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璃菓(プロフ) - ししまるさん» 天才ですよ月輝ちゃんかわいい (2017年12月29日 1時) (
レス) id: d6d35cc075 (このIDを非表示/違反報告)
璃菓(プロフ) - えれんさん» ありがとう (2017年12月29日 1時) (レス) id: d6d35cc075 (このIDを非表示/違反報告)
ししまる - むりしゅき天才かな、むりですしんどい。月輝のところ書いてくれてて私ほんと尊い (2017年12月28日 0時) (レス) id: 01f6fb1860 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - しゅき (2017年12月18日 17時) (レス) id: 0c973ac0d7 (このIDを非表示/違反報告)
璃菓(プロフ) - 霜月さん» 現在、１話から手直しを始めました。更新が遅くなってしまうと思います。頑張りますので、よろしくお願いします。 (2017年11月20日 21時) (レス) id: d6d35cc075 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃菓 | 作成日時：2017年11月17日 21時
