推しに愛でられるのは嬉しいがこれは違う。 ページ26
うん。あれから大変だった、次の日推しであるスージー先生とライム先生に甲斐甲斐しく世話をされて「「Aちゃん/先輩は危機感がなさ過ぎるわ/ます！」」とお叱りを受けた。男悪魔は魔狼何ですよ！何かあっらどうするおつもり何ですか！と言い寄られ、女以外は誰も入れては行けません！私達が責任を持って看病致しますわ！と言うわけで…
一週間、休日を貰い熱も下がった事だし本日も張り切って司書教諭の仕事を頑張りましょうかね？と、仕事に取り掛かろうと図書館へ入ればお遊び半分で禁書を手に持つ生徒がおり…ちょっと待て。それはまだ私でさえも解読してない禁書である。何が起こるか分からないから、手の届かない所に隠してあったはずでは！？
「待って！それを開けちゃ駄目っ！」
停止する声も虚しく禁書を開いてしまう生徒を守るように抱き締めれば大きく響く爆発音。その音に驚き偶然通りかかったであろう先生がいて…煙たい咳き込む私とイポス先生の心配する声が耳に届いた。
ーーー
「どうしてこんな事に…」
「A先生、お気を確かに…」
イポス先生の手の平にちょこんと座る私は頭を抱えた、驚くなかれ…まさか物理的な不思議の国のアリス症候群に陥ってしまったのだ。何もかもが大きく見える、それもそのはず私がハムスターくらいまで小さく縮んでしまったからだ。服はブカブカで禁書を開いた生徒は爆発音に失神…私は服だけが置いてあり居なくなっており、イポス先生は驚く。他に様子を見に来た先生も失神する生徒を重力操作で運びと辺りは騒がしい。服だけが落ちている状況に私を探したイポス先生は、衣服を掴み持ち上げれば…小さくなった私が服の中から顔を出す、そしてイポス先生と目が合った。色々と察してしまい顔色を悪くさせる私に、両手で包み込むように隠したイポス先生。
「先ずはA先生、服を着て下さいっ！」
ーーー
「はぁ…もう、泣いて良いですかね」
ハンカチでワンピースのように結んでから、チェルーシルで即座に服を着た私は悲しさのまま項垂れた。私の服を抱えイポス先生の手の平に乗ったまま職員室へ連れられる。漸く悪周期を終える事が出来たのに、また悪周期になりそうだとため息を吐いてしまう。
「すみません…ご迷惑をお掛けしまして…」
「いえ、俺でもきっと同じ行動を取ったでしょうし…気に病まないで下さい」
「……駄目ですね。生徒さんを守る為とは言え結局私自身がこんな姿になるなんて悪魔位階(７)が聞いて呆れますもの」
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72 - 久しぶりの更新楽しみにしてました！！体調に気をつけて頑張ってください (3月29日 16時) (
レス) id: 3801a7866d (このIDを非表示/違反報告)
りんか(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです！最近更新されていませんが続きを楽しにみ待っています！！ (2023年4月9日 22時) (レス) id: d3fb5e7475 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - すみませんがもう更新はされないのでしょうか？ (2023年3月26日 0時) (レス) @page29 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - イポス先生の出番！！いつも更新ありがとうございます！！ (2023年2月21日 21時) (レス) @page28 id: 61588fc94f (このIDを非表示/違反報告)
紅 - いくらでも待ちます!!!!!! (2023年2月13日 17時) (レス) @page23 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年2月6日 9時
